COME BACK CLAMP TALK : カヒミ・カリィ



TK talking with Kahimi [写真提供 PATi*PATi]

COZY:
声が小さいんだね。

カリィ:
あ、声が小さいんで、すみません。

COZY:
ボソボソッと。今夜はボソボソッと。

tk:
あの、テレビとかも…。

COZY:
いや、べつにそんな小さな声じゃなくってもいいと思いますけど…。

tk:
テレビとかも出ないですよね。

カリィ:
はい、ほとんど。

tk:
すごく貴重だと思うんですけども、今日のこれは、どういった、どういう…どういう了見で「出てもいいかな」って思いました?

カリィ:
いや、あの、小室さんの。

tk:
で、まあ、ちょっと音楽の話しが出来るかな?っていうか。

カリィ:
そうですね。

tk:
じゃあ、音楽の話しをした方がいいと思いますけど。音楽番組ですから。えぇとですね、あの、まあ、ちょっと、とりあえず紹介しときます。久保こーじといいます。

COZY:
どうも、こんばんは。

カリィ:
はじめまして。

COZY:
渋谷系に括っちゃいけないんですかね?

カリィ:
あ、でも、よく。

tk:
一般的にはそう言われるんじゃないですか?今、やっぱり言われがちでしょうね、そういうふうにね。

カリィ:
そうみたいですよ。

tk:
そうですね。あの、古くはね、やっぱりミシェル・ポルナレフとかがですね、僕たちの中学ぐらいっていうのはスゴかったんですよ。知ってますか?

COZY:
知ってます。

tk:
知ってます?

カリィ:
知ってます。

tk:
やっぱり、もう独特のああいう色があったのでね。その後、いろんな人出てきてますけど、ちょっとマニアックなんですけどね、ジャン・ミッシェル・ジャンていう、シンセサイザー奏者いるんですよ。フランス人なんですけど。中国で、北京でコンサートやったりとか、あの、富田勲さんみたいな人ですね、フランスの。もっとスゴい人なんだけど。まあ、その人がいて、フランスっていうのはね、僕の勝手な解釈なんですけど、シンセサイザー好きだと思うんですよ。

カリィ:
あ、そうですよね。

COZY:
それゃまたどうして?

tk:
あの、テレビとかで、テレビを点けてるじゃない、フランスで。本当にシンセの音が多いんですよ。これは事実で、間違いないと思います。

カリィ:
そうですね。コマーシャルとかだとすごく多いし。

tk:
もう、アナログシンセの音とかが、もう、ふんだんに使われてるの。もう、それは間違いないと思うんだけど。「ああいう音、好きなのかな?」って思ってて。ちょっとそういう意味でね、一時期僕もハマったことはあるんですけど。ちょっとね。でも、なかなか日本と結び付きがね、なんか企画とか、そういう話題に乗っかった時に、だからヴァネッサとか、そういうのとかね、そういう時には出てきますけど。ちょっと、ずっと平均して、そういう状況があるっていうわけじゃないよね。

カリィ:
そうですね。

tk:
なにかそうだな、なんかレコーディングの話しとかでありますかね?「小室さんは、なんかこういうのですか?」とか、なんか疑問に思ってたこととか。ないですか?

カリィ:
うーん?

tk:
あんまりないですか?

カリィ:
ええ。

tk:
「なんで全部同じ音なんですか?」とか、そういうのないですか?

COZY:
そんな…自分で言わなくても。

tk:
これはでも、いい意味であり、悪い意味でもあるんですけどね。大体、僕なんかも、弾いちゃうとほとんど同じになっちゃうんですよ、音とかが。

カリィ:
でも、誰でもやっぱり、ナニナニ節っていうのはね、絶対出てきちゃうし。と、思うんですけど。

tk:
もう確実にもう、カヒミさんとかでも、ほとんどもう、一発聴いたらっていう人、多いんじゃないですか?

カリィ:
そうですね。だから、自分の声が、すごく特殊なんで、音的にはもっとジャンル的にも、私もフレンチポップスだけじゃなくて、いろいろ好きなのがあるんで、そういういろんなジャンルの曲を歌うっていうか、の方が面白いんじゃないかなって。

COZY:
今、なんかチャレンジしてるのあるんですか?「ハードロック歌いたい」とか。

カリィ:
ああ、でも、ハードロックとかも嫌いじゃないんで。

COZY:
あ、そうなんですか?

カリィ:
私の声に合う感じのものがあればやりたいなと思うし。

COZY:
あ、ちょっとこっちに来ました。今、カヒミさんがちょっとこっち側に。

tk:
でも、すごく変わったハードロックになると思うけどね。

カリィ:
きっと。

COZY:
でも、面白そうですけどね。

tk:
あの、昔、クラシックとロックの融合とかいってね、昔はハードロックバンドとオーケストラ、クラシックの弦だけが一緒に共演したりしたこともあったんですけど、なんか、そういうイメージあるね。

カリィ:
そうですね。

tk:
あの、プライベートでは、大体、音量っていうのはこんなもんですか?いつも。

カリィ:
ああ、いつもこうなんです。

tk:
あの、友達がね、道路の向こうにいた時とかで、どうしても呼ばなきゃいけないとかっていう時に、やっぱり同じ感じですか?

カリィ:
いや、私、でも、こうやって喋ってる時も、私にとっては小さい声じゃないつもりなんですけど。

COZY:
あ、今、御自分では、すごくでっかい声出しいるんですね?

カリィ:
いや、普通に。

tk:
普通でしょ、それは。

カリィ:
みなさんと一緒ぐらいの声に。

tk:
あの、お友達、擦れ違っちゃったりとかは?あの、パッといってしまったとかってことはありませんか?

カリィ:
あ、もう、よくあります。

tk:
よくあります?

カリィ:
あと、お店とかで。

tk:
お店ではわかります。

カリィ:
あの、マクドナルドとかで。

tk:
注文とかでしょ?

カリィ:
もう、すごく嫌で。

tk:
あの、僕もね、あんまり声通らないんですよ。だから、よく郊外レストランとかは行くんですけれども、コーヒーのおかわりとかあるじゃないですか。ああいうのでも、「すいません」っていっても、5〜6回いっても聞こえない時ありますね。

カリィ:
そうなんですよ。

COZY:
タクシーとか困りません?

tk:
タクシーっていうのは?

COZY:
いやでも、「六本木いってください」っていうのが、声が。

カリィ:
あ、でも、そういう密室っていうか、小さいとこだと、私みていな声の方が、かえっていい感じみたいで。

COZY:
いい感じになって?

tk:
それはそうでしょう。運転手さんやっぱり、聞きますよ、行き先。真剣に聞くと思いますよ。

カリィ:
けっこう、うるさいお客さん多いみたいで。けっこうオアシスになるみたいなこと言われますよ。

COZY:
あ、もう、タクシー界のアイドルなんですね、カヒミさんは。

tk:
あ、そうやって、なんか静かにいてくれるといい感じですね。

COZY:
いい話し聞きましたね。

カリィ:
でも、だから、わりとどっちかっていうと、こういう歌とか歌うまでは、コンプレックスだったんですけど。

tk:
コンプレックスっていうのは、やっぱりなかなか存在感ていう意味ですか?そういうわけじゃない?

カリィ:
あ、それってお店とかあと、学校で喋る時、「もっと大きい声で」とか。あと、声自体も、漫画の鼠の声みたい。もう、子供の時とか、本当に鼠みたいな声だったんで。

tk:
鼠っていうと、まあ、有名なところでミッキーも鼠ですよね。

カリィ:
もっとB級っぽい感じの。

COZY:
ああ、ゲゲゲの鬼太郎の。

tk:
ネズミ男?

COZY:
ですかね?

tk:
違うと思うよ。ぜんぜん。もっと可愛いあれですよね、ちっちゃい感じのですよね。

カリィ:
なんか脇役の。

tk:
モルモットとか?そういうのかな?

カリィ:
だったんですけど。

tk:
それはやっぱり、なんていうんですかね?フィーチャリングしようとするものがあってよかったですよね、それはね。

カリィ:
そうですね。今は歌ってる時は「これでよかったな」って思うし。自分の声も、そういう時はすごい好きなんで。

tk:
きっと、みなさんスタッフの中で、サンプリングすると思うんですけどね、声を。でも、そういうことはやってないのかな?やらないかもしれないですけども、僕たちだと必ずサンプリングするじゃない。

COZY:
ええ。

tk:
声をして、波形とか出ちゃうわけですよ。多分ぜんぜん違う波形だろうね、他の人とね。上の方が多いのかな?

COZY:
どうなんですかね?

tk:
そういうわけじゃないのかな。…確実に僕たち、影響されてますね、喋り方、今ね。

COZY:
声、ちっちゃく喋ってますもんね、僕ら。

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