FACTORY TALK : ケン・イシイ



COZY in Talking with KEN

KEN:
いろんな国でいろんな人種、例えば、イギリスに住んでいるインド人?もし くはアメリカに住んでいる中国人だったりとか?必ずしも白人と黒人の社会 ではなかったんで、はなから国際的なシーンだったんですね、テクノは…。 そう言うのを見てて、これなら自分でも出来るなって…、自然にインターナ ショナルなシーンだから…。

COZY:
今はどうなんですか?日本では?

KEN:
ここ1〜2年で随分、シーンらしいものが揃ってきましたね。

COZY:
やっぱ、クラブとかからですか?

KEN:
えぇ、そうです。まあ、クラブからだけじゃなくて、踊って楽しむとかじゃ なくて音楽を聴いて楽しむシーン?からもどんどん出てきてますよね。

COZY:
ちなみに音楽は全く一人で作るんですか?

KEN:
今の所、そうです。

COZY:
トラックダウンとかもですか?

KEN:
マスタリングに出す前の段階までは、そうです。

COZY:
それは全部、日本でやられてって感じですか?

KEN:
そうです。

COZY:
う〜んそれは、やっぱり才能なんだよな。

KEN:
いやいやいや、今、誰でも出来ますよ!機械も安くなってるし…

COZY:
う〜ん。いや才能ですよ…。ところで、先日ベルリンでやられたと?

KEN:
う〜ん街自体が、そんなテクノな所ですから。あの、リオのカーニバル?あ れで、音楽が全部テクノになったと思えば…。みんな車で駆けつけて、カー ステレオでがんがんかけてて、窓をあけて町中がテクノになってて…? 夜、パレードが終わって、車停めて、踊ってるんですよ、自分の車の回り で。

COZY:
へぇ〜、若者だけでなく?

KEN:
いや、パレード自体、僕も初めてだったんですけれど…、孫連れているおじ いさんまでがやって来てて…。 やっぱドイツってイメージですけど、機械が強いじゃないですか?だからそ ういう国ではテクノはやっているじゃないですか。だから近いうち、日本で も、日本も結構、機械を受け入れやすい国民性ってあるじゃないですか? だから…。町中見てても機械、多いじゃないですか、ベルリンとか?東京と か?で、テクノってヨーロッパに較べて2〜3年なんですよ。タイムラグっ て。あのヒップ・ホップってRUN DMCがはやってから10年かかったじゃな いですか。でもテクノって、せいぜい1〜2年の遅れで日本でもはやってい るから…、もうじきなんじゃないですか、日本でも。

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