絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜

Interview vol.8
竹林匠役 木村了さん
第2シリーズが始まって、いかがですか?
最初に話がきた時は「お、きたな」という感じでした。第2シリーズの前にスペシャルがあったので、竹林匠の感覚は取り戻せました。ただ新シリーズからは、部署が変わったのは少し驚きましたね。撮影はスペシャルから続いていましたが、雰囲気はガラリと変わりましたね。
部署の異動や時間の経過で変化を感じていますか?
部屋が近くなったことで捜査班の動きがよく見えるんですが、みなさん大変そうだなって(笑)。扱っている事件が進行形なので捜査にスピードが求められているし、説明セリフも増えてるよう。さらに潜入捜査で常に外を駆け回っている印象があります。
竹林自身に変化は感じていますか?
変わっていませんね。というか、変えちゃいけないポジションだと思っています。周りがいろいろ変化する中で、大森と竹林ラインまで変わってしまうと『絶対零度』じゃなくなってしまう気がするんです。緩い感じは残しつつ、だけどどこかに緊張感も持っているという竹林にしか出せない雰囲気を前回同様に出していきたいなと意識しています。
1年以上のブランクがある中で"変わらない竹林"を演じるのは大変でしたか?
それは特になかったですね。これは自分でも不思議な感覚だったんですが、スペシャルの現場に入った時に、すぐ家に帰ってきたような感覚があってすんなりと竹林に戻れたんです。戻れたというよりも、"しっくりくる"とか、昨日まで前シリーズを撮影していた感覚に近いかもしれません。「あ〜、そういえばこんな感じ」と徐々に思い出すのではなく、すぐにパンッと竹林になれた本当に不思議な感覚でした。もしかしたら僕の中にずっと竹林がいたのかもしれないですね。
ここまで演じてきて、改めて感じる竹林の魅力はどんなところですか?
僕、竹林のこと好きなんですよ。すごく柔らかい人で、一見やる気がないようにも見えるけど、実はすごくポテンシャルがある。自分で演じながら惹かれている役なので、すごく楽しいです。
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