第2シリーズが始まって、いかがですか?
最初に話がきた時は「お、きたな」という感じでした。第2シリーズの前にスペシャルがあったので、竹林匠の感覚は取り戻せました。ただ新シリーズからは、部署が変わったのは少し驚きましたね。撮影はスペシャルから続いていましたが、雰囲気はガラリと変わりましたね。
部署の異動や時間の経過で変化を感じていますか?
部屋が近くなったことで捜査班の動きがよく見えるんですが、みなさん大変そうだなって(笑)。扱っている事件が進行形なので捜査にスピードが求められているし、説明セリフも増えてるよう。さらに潜入捜査で常に外を駆け回っている印象があります。
竹林自身に変化は感じていますか?
変わっていませんね。というか、変えちゃいけないポジションだと思っています。周りがいろいろ変化する中で、大森と竹林ラインまで変わってしまうと『絶対零度』じゃなくなってしまう気がするんです。緩い感じは残しつつ、だけどどこかに緊張感も持っているという竹林にしか出せない雰囲気を前回同様に出していきたいなと意識しています。
1年以上のブランクがある中で"変わらない竹林"を演じるのは大変でしたか?
それは特になかったですね。これは自分でも不思議な感覚だったんですが、スペシャルの現場に入った時に、すぐ家に帰ってきたような感覚があってすんなりと竹林に戻れたんです。戻れたというよりも、"しっくりくる"とか、昨日まで前シリーズを撮影していた感覚に近いかもしれません。「あ〜、そういえばこんな感じ」と徐々に思い出すのではなく、すぐにパンッと竹林になれた本当に不思議な感覚でした。もしかしたら僕の中にずっと竹林がいたのかもしれないですね。
ここまで演じてきて、改めて感じる竹林の魅力はどんなところですか?
僕、竹林のこと好きなんですよ。すごく柔らかい人で、一見やる気がないようにも見えるけど、実はすごくポテンシャルがある。自分で演じながら惹かれている役なので、すごく楽しいです。
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分析班になり、上司が倉田になりました。
最初は少なからず戸惑いはありましたが、倉田さんも分析班色に染まってもらって"3人で分析班"としていいチームワークが出せればいいなと思っています。戸惑いは倉田さんが上司になったことより、捜査班と分析班の部屋が隣接したことが大きいかもしれません。お互いの行き来が簡単になり、一緒のシーンが増えているので、分析班としての色をますます大事にしていかないといけないなと思っています。
倉田とも、前回の白石同様に素敵な関係ですね。
前回の白石と竹林のなんともいえない関係がすごく好きだったので、今回も別の形のいい感じを出せればいいなと思ってました。今よりもっといい関係になりたいです。
竹林の捜査作業に変化はありますか?
よりサイバー系になりましたね。以前は、顕微鏡をのぞくなどの作業もありましたが、今はもっぱらパソコン操作。竹林的には本領発揮といったところでしょうか。
現場の雰囲気はいかがですか?
楽しいですよ。まず現場にいる人数が前シリーズとは違ってたくさんなので、にぎやかですし、みなさんともよく話します。実は僕は人見知りで(笑)。第2シリーズにして、ようやくみなさんと普通に話せるようになりました。ま、話している内容はわざわざ言うほどのことではないたわいのない話なんですけど(笑)。
木村さんが感じている「絶対零度」の魅力を教えてください。
いち視聴者として、映像や展開のスピード感に見ていてドキドキさせられています。捜査に携わる人たちの意志の強さもすごいですね。未来に起こりうる犯罪を止めるためにみんな必死で動いてますから。捜査員たちの、未来の希望につなげたいという気持ちが、画面を通して見ている人も未来への希望を感じてもらえたら素敵だなと思います。
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