絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜

Interview vol.10
竹林匠役 木村了さん
『絶対零度』出演依頼を聞いてどう思いましたか?
これまでの物語の中で、事件の背後にある"黒い影"の存在を何度か匂わせていたので、視聴者の皆さんもそれが何者なのか、誰が登場するのかと期待していたと思うんです。それが実は僕だったと知って、皆さんが拍子抜けしてしまうんじゃないかと心配なのですが絶妙な配役だと感じていただければ幸いです(笑)。
木幡雄一は、特殊捜査班の最大の敵であり捜査班事件の真相を握る人物ですね。
本当に僕でいいのかと大変恐縮しています。さらに、第2シリーズまで続いている『絶対零度』というできあがった世界観に入っていくことも、その中でこんな大役をやらせていただくことにもプレッシャーを感じていました。一方で、そういった素敵な刺激をいただけたことが嬉しくもあり、気合いを入れて挑みたいと思いました。視聴者の方やキャストの方に"ユースケ・サンタマリア"という、よくわからないスパイスを楽しんでいただければいいですね。
木幡をどのような人物をとらえていますか?
よくある、ありきたりなラスボス像ではなく、今までにないようなキャラクターにしたいと思い、今回は木幡という人間がどのような人物かを決めるところから参加させていただきました。普通なら怪しさや怖さを出すであろうシーンを、あえてごく軽めに演じてみたりと監督といろいろ相談しながら演じています。その日常感や自然さがかえって怖さにつながればいいなと。みなさんが思い描く犯人像とのギャップが出せてればいいなと思います。
視聴者の方へメッセージをお願いします。
僕と木幡ではイメージがかけ離れていると思いますが、そんな僕が木幡を演じることで生じる面白さや、怖さを感じていただければうれしいです。フルーツパフェにわさびが入ったような、『絶対零度』に入った僕の"異質さ"を楽しんでください(笑)。
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