絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜

Interview vol.8
大森紗英役 北川弘美さん
新しいシリーズになって、大森紗英に変化は感じますか?
部署が変わったことは大きいですね。仕事内容が変わり、上司に倉田さんが来て、より組織化されたことによって大森自身は少し窮屈に感じているような気がします。前シリーズでの科捜研はそれぞれが自由に、それぞれのスペシャルな技術を出し合って捜査に協力や貢献していたためマイペースで作業ができていました。でも分析班では倉田さんに「(結論を)早く出せ!」と言われるので、いつも急いでいる感覚があります。それは、扱う事件が"未解決"から"現在進行形"に変わったからで、とにかく少しでも早く結論を出さないと次の事件が起こってしまう可能性があるため、流れるスピードは大きく変わりました。
本来、大森は化学や法医学が専門なんですよね。
そうです。なので、劇中でよく行われている監視カメラの分析や指紋や足跡などの分析は専門外。竹林が大変な時にフォローをすることはありますが、大森だけに限っていえば仕事量は以前より減っているかもしれません。
大森自身のキャラクターに変化は感じますか?
より濃くなっていると思います。ただ、今回は本当にテンポを求められているのでその部分を出すのが難しい状態です。大森が桜木をいじめたり、竹林と会話している間も事件は進行しているので、ゆっくりいじめてもいられない(笑)。テンポを崩さず、キャラクターをしっかり出していくのは、このシリーズにおいての私の課題になっています。
演じるうえで意識していることはありますか?
桜木への接し方ですね。大森にとって"桜木いじり"は生きがいであり、愛情表現。いじりつつも、その愛情がしっかりと伝わるように気を付けています。
分析班に異動して、楽しめているのはどんなことですか?
桜木が近くなったことですね(笑)。同じ建物でフロアも隣接している設定なので、手を伸ばすと届く距離にいますから。こんなに好条件でありながら、それをうまく活用できていないと反省しています。今後はフロアをのぞいて監視するくらいはしたいと思っています(笑)。
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