絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜

Interview vol.2
高峰涼子役 山口紗弥加さん
ここまで演じてこられて、いかがですか?
扱う事件が未解決から進行形になったことで、ストーリーが事件解決に重きを置くようになり、説明セリフが増えましたね(笑)。そのことで感情面や個々のパーソナリティー部分が見えづらくなってしまわないように、説明セリフを言うのにも口調や声のトーンなどに気を付けています。きちんと意識していないと、セリフの量ばかりに気をとられて感情のこもっていないただの言葉となり、口先だけのやりとりになってしまうので"温度のある会話"になるように心掛けています。
今回、高峰は泉たち潜入捜査班とは別行動の捜査が多いですね。
それぞれの役割分担がしっかり分かれていて、それぞれが与えられた任務に全力を注いでいる。実は、今回は高峰が捜査に出ることが少なくなって暑いロケを免れて涼しいスタジオでの撮影ばかりかなと少し期待していたんですが、さすがにそんなに甘くはなかったです(笑)。捜査が別行動なので、捜査班のセットでみなさんと会うと「久しぶり!」なんて挨拶が出ることも。そうやって捜査班に戻った時に何だか妙に嬉しかったり、安心したり、いいチームだなと思えることが素敵だなといつも感じています。
現場の雰囲気はいかがですか?
私は北大路欣也さんとご一緒させていただくことが多いんですが、北大路さんはいつも周りに気を配ってみんなに話しかけてくださるんです。おかげで、ほどよい緊張感を保ちつつもリラックスできる心地のいい現場になっています。あと、昨日メイクルームで中原丈雄さんと杉本哲太さんがセリフのイントネーションを確認し合っている姿を拝見して、改めて考えると大先輩であり、大ベテランである方々のそんな光景を間近で見られるなんて、すごく贅沢な現場だなと思いました。
メイクルームや捜査班のセットからは、いつも楽しそうな笑い声が聞こえてきます。
笑い声が大きすぎて怒られそうになることもあります(笑)。みなさん本当に楽しいんですよ。私が思うに、セリフが多ければ多いほど本番直前や合間の"みんなの笑顔度"が高い気がします。リラックスのためなのか、みんなで変顔したりもします(笑)。
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