実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~

10月4日(日)20:00~22:09

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2020.10.4 更新

「自分が殺されてもおかしくなかった・・・」 風間博子死刑囚の息子がテレビ初告白 さらに共犯の男性が事件の裏側を語る

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左から)関根元死刑囚、風間死刑囚

フジテレビで10月4日(日)20時から放送する『実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~』では、1993年に埼玉県で愛犬家ら4人が相次ぎ殺害された「埼玉愛犬家連続殺人事件」を、関係者への新たな取材や証言をもとに水野美紀主演でドラマ化する。この事件では、ペットショップを経営する関根元(げん)元死刑囚と元妻・風間博子死刑囚が逮捕され、2009年に死刑判決が確定している。しかし、証言の食い違いなどいまだ事件の全貌が解明されないままになっている。

そしてこのたび、風間博子死刑囚の長男(41歳)が初めてテレビの取材に応じ、事件について、そして現在も東京拘置所に収監されている母への思いを告白した。『実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~』では、ドラマとともにこのインタビューを放送する。

風間死刑囚の長男は現在41歳。1995年1月、長男が留学先のアメリカに向けて日本を離れるまさにその日に、風間死刑囚と関根元死刑囚は逮捕された。長男はまだ15歳だった。何も知らないまま成田空港からアメリカへ飛び立った長男は、母の逮捕を知った経緯についてこう語った。「アメリカに無事に着いて、ちゃんと着いたよって(母親に)連絡しようとしたら誰も(電話に)出なくて。仲の良かった友達に連絡したら“お前の母親が逮捕されてニュースすごいよ”と教えられました」。友人から知らされた母の逮捕。逮捕された当日の母の様子についても回想する。そして長男は「今だから思うことですが、自分が(関根元死刑囚に)殺されてもおかしくなかった。ずっと母に守られていた」とも語った。さらに、人目を避けてアメリカから帰国し、自分の素性を隠して生きてきた日々、そして結婚などこれまでの半生を明かす。

風間死刑囚は、死刑判決が確定後も殺人への関与を否定し、再審請求を続けている。長男は今も面会や手紙でのやりとりを続けていて、このインタビューが行われた前日にも東京拘置所に面会に訪れたという。その時、風間死刑囚は「うれしそうにしていた」という。

長男は被害者に対しては謝罪の言葉を述べた上で、「100%はっきり自分もわかるわけじゃないので、間違っているとはっきりとは言えないけれど、もし(捜査や裁判で)間違っていることがあるとしたら、ちゃんと調べ直して、ちゃんとした刑を出してほしい」と捜査を尽くしてほしいと訴えつつ「それでも母がやっているということがはっきりしたら、しょうがないと思う」と複雑な胸中を語った。

さらに、共犯者として逮捕・実刑判決を受けた男性が番組の取材に応じた。逮捕から25年の時を経て「関根(元死刑囚)は今までに見たことがない人だ。考え方が凶暴だった」と語り、さらに「犯行を手伝わないと、嫌な顔をすると関根に殺されるから、自分もそうなっちゃうから、逃げられないのは見えない鋼鉄の檻(おり)の中に入れられていたから」と当時の状況を告白した。

インタビューの模様は『実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~』で放送する。

2020.09.25 更新

鶴見辰吾・内山理名が残忍な猟奇殺人事件の“主犯”夫婦役

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フジテレビで10月4日(日)20時から放送する水野美紀主演の『実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~』に、鶴見辰吾と内山理名が殺人事件の主犯の夫婦役で出演することが決定した。鶴見と内山が夫婦役を演じるのはこれが初めてとなる。

『実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~』は、1993年に埼玉県で愛犬家ら4人が相次ぎ殺害された「埼玉愛犬家連続殺人事件」を、関係者への新たな取材や証言をもとにドラマ化した作品。

この事件では、ペットショップを経営する関根元(げん)元死刑囚と元妻・風間博子死刑囚が逮捕され、2009年に死刑判決が確定している。しかし、証言の食い違いなどいまだ事件の全貌が解明されないままになっているという。

今回、鶴見辰吾が演じるのは、関根・元死刑囚。幅広い役柄を巧みに演じる鶴見は、最近では『MIU404』(TBS)にゲスト出演し、優しい父親役を演じたばかり。その穏やかな表情から一転、今回演じたのは“日本の犯罪史上最悪”とも言われる猟奇殺人事件の主犯。鶴見は「私が考える悪意に満ちた人間が、同じ条件に置かれたときどうするか、それを軸に演じました」と語った。

そして関根・元死刑囚の元妻、風間博子死刑囚を内山理名が演じる。『大奥~華の乱~』(フジテレビ・2005年)や『嫌われ松子の一生』(TBS)など、ドラマなどで数多くの主演をつとめた内山。その内山が演じる風間死刑囚は、死刑判決が確定し現在も東京拘置所に収監されているが、殺人への関与を否定し再審請求を続けている。内山は、「その瞬間瞬間で思いっきり殺人犯になったり、被害者になったりとしながら、実は本当の博子は何を考えていたのかとずっと思いながら演じさせて頂きました」とコメントした。

また、関根・元死刑囚のブリーダー仲間で事件の共犯・中岡洋介役を連続テレビ小説『どんど晴れ』(NHK)や『花嫁のれん』(東海テレビ)などでおなじみの内田朝陽が演じるほか、宮川一朗太、岡田浩暉、湯江タケユキらが出演。日本の犯罪史上最悪とも言われる猟奇殺人事件を、新たな取材や証言をもとに実力派キャストで描く本格実録ドラマを是非ご覧いただきたい。

鶴見辰吾コメント

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Q:実際の事件の元死刑囚の役です。これまでこのような役を演じたことはありますか?
「いわゆる“2時間ドラマ”といわれるジャンルのもので、ここまで罪を重ねたら死刑だろうなという役は何度かありました。しかしながら、そういうドラマは犯人探しがメインになるストーリーで、裁判までは描かれません。ここまで現実感のある役は初めてと言っていいと思います」

Q:役作りなどでこれまでと違う点、難しかった点、意識された点などありますか?
「撮影日数や場所の制約もあり、挑戦してみたかったことの全てができたわけではありませんが、限られた条件の中でもやれる限りのことは、キャスト、スタッフ共々やり通したと思います。実際の人物を模倣するアプローチはあえてやめました。私が考える悪意に満ちた人間が、同じ条件に置かれたときどうするか、それを軸に演じました」

Q:演じられた関根・元死刑囚、そしてこの事件をどのようにとらえていますか?
「二度とあってはならない事件だと思います」

Q:ドラマの見どころについて、視聴者のみなさまにメッセージをお願いします
「ニュースや週刊誌といった報道だけではわからない、事件に至るまでの重層的な人間模様や背景が描かれています。私が、身の毛もよだつ悪魔のような人間を演じきれたのは、多くのシーンを共演した、内山理名さんと内田朝陽さんの、優れた演技との相乗効果があってのことです」

内山理名コメント

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Q:実際の事件の死刑囚の役です。これまでこのような役を演じたことはありますか?
「殺人犯はありますが、死刑囚の役は初めてです」

Q:役作りなどでこれまでと違う点、難しかった点、意識された点などありますか?
「今回のストーリーは、3人それぞれの供述で“その人からみえる博子”を演じる時間が長く、全く別人格を同じシチュエーションで演じたのはなかなか珍しいことでした。その瞬間瞬間で思いっきり殺人犯になったり、被害者になったりとしながら、実は本当の博子は何を考えていたのかとずっと思いながら演じさせて頂きました」

Q:演じられた風間博子死刑囚は、いまも殺人への関与を否定しています。風間博子死刑囚、そしてこの事件をどのようにとらえていますか?
「なかなか一言で言い表すのは難しいですね。演じていて改めて真実はご本人しか分からないのだなと心から思いました」

Q:ドラマの見どころについて、視聴者のみなさまにメッセージをお願いします
「視聴者のみなさまに風間博子がどうみえるのか全く想像できません。真実を話しているのは誰なのか・・・。3人それぞれのストーリーを最後までじっくりと見て頂けたらと思います」

内田朝陽コメント

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Q:実際の事件で共犯として逮捕された男の役です。どのように役作りされましたか?
「“不思議な違和感”、そして“よく分からない人”。台本を読んだ最初の印象を重んじました」

Q:演じられて難しかった点などありますか?
「証言によって人格が異なるため、3役を演じているようでした。そして、カットがかかった時にある種の罪悪感を覚えるような不思議な辛さがありました」

Q:ドラマの見どころについて、視聴者のみなさまにメッセージをお願いします
「事件、犯人、司法、判決。どこに、何を感じて頂けるのか。皆さんの感想に興味があります。ドラマを是非ご覧ください」