桜木泉(上戸彩)の初担当となった“学校飼育動物連続殺傷事件”。泉や塚本圭吾(宮迫博之)らの懸命な捜査にもかかわらず、事件は謎の少女・沢井春菜(福田麻由子)の出現で5年前に起きた“千山事件”との関連性も疑われ、いまだ難航中です。
この日の撮影は“千山事件”の舞台となった、とあるグラウンド。現場にはたくさんの子供たちの姿が。ドラマ出演に心なしか緊張気味な子供たちでしたが、なんとか撮影が進み、最後は逃げまどう声だけを録音することに。グラウンドの中央にスタッフが立ち、その周りを囲むように子供たちがスタンバイ。「僕が指を指したら悲鳴をあげてください」というスタッフの指示に真剣な顔でうなずく子供たち。春の日差しが降り注ぐほのぼのとしたグラウンドで“恐怖に怯える悲鳴”を声だけで演技するのは大人でも大変。ましてや演技の経験が少ない子供たちではなおさら。しかしながら、迫真の声の演技をしてくれた子供たち。その光景はまるで、指揮者とオーケストラのようでもありました。
そんな子供たちの出番が終わると、上戸彩さんの登場。役目を終えてホッとしたのか、すっかりリラックスした子供たちの「お疲れ様でしたー!」という声に笑顔で手を振りながら応えます。宮迫博之さんも登場し、慰霊碑の前での撮影が始まりました。合間には、2人で楽しそうに話す姿が見られましたが、上戸さんのみの撮影になると、宮迫さんはグラウンド内にあったブランコに座って手元を見つめていました。そのあまりに真剣な表情から、てっきり次のシーンのセリフ確認をしているのかと思いきや、手元にあったのは携帯ゲーム機でした(笑)。そして、時を同じくしてグラウンドの隅では、沢井春菜役を演じている福田麻由子さんがスタンバイ中。この時間を利用して劇中に登場する似顔絵を書くということで、福田さんと向かい合うようにして美術スタッフが座り、せっせと鉛筆を動かします。真剣な表情を保っていた福田さんですが、周りには数人のスタッフや見学者もいて、時折、照れくさそうに笑顔になっていました。
|
1|2 |
|
“学校飼育動物連続殺傷事件”の重要なキーパーソンとなっている福田麻由子さんからコメントをいただきました!
「私の演じる沢井春菜がこれまでどんな人生を歩み、事件以降の日々をどんな気持ちで過ごしていたのかという背景が物語の中では描かれていないので、演じるのはとても難しかったです。春菜の、ユキちゃんへの思いや、事件に対する思いが強く、“本当の春菜”はどこにいるのかがわからなくなってしまうんです。私がそうであるように、もしかしたら春菜も自分の本当の気持ちが見えなくなっていたのかもしれないです。6話では母親とのシーンが出てきます。春菜にとっては、そこが唯一春菜らしくいられる場所なのかなと思っているので、大切に丁寧に表現できればいいなと思います。
事件というと、どうしても被害者や加害者のことに目が奪われてしまうことが多いけれど、でも本当は当事者だけではなくて遺族や関係者、かかわっているすべての人の心に傷や痛みを残してしまう。そういう人たちの気持ちを、春菜という役を通してきちんと伝えることができればいいなと思います」
6話(5月18日放送)では、泉がいよいよ事件の核心へ迫ります。また、公式ホームページでは『絶対零度』オリジナルグッズが当たるプレゼントクイズがスタートします!出題は毎週金曜日に“スペシャル”に掲載されます。放送前に問題をチェック!
放送もクイズもお見逃しなく!
|
1|2 |
|