「絶対零度」無事に9話まで放送が終わりました。皆さん楽しんでいただいてますでしょうか?
振り返ってみると様々な事件がありましたね。
2話は桜がきれいでしたね。もちろん桜をモチーフにしたストーリーも主人公の名前が「桜木」なのも春ドラマならではのアイディアです。
3話は猟奇殺人事件。他人を傷つけたり、命を奪う犯罪はこの上なく不条理です。ですが、そんな不条理がいつ自分や親い人に降りかかるかわからない、そんな危険性はいつも私たちのそばにあるんですよね。私たちスタッフも考えさせられる題材でした。
4話は少年たちの哀しい友情を描いた青春物語。
最後にキャスターの女の子が言う言葉『自分を守るために嘘をつくなんて誰だってすることじゃないですか』。確かに『嘘』は大なり小なり誰もが一度は身に覚えがあること。だから何だかドキッとしますよね。小さなことが想像だにしていない結果を生み出すこともあるんですね。
5、6話は初めて2話続きものにチャレンジしました。
福田麻由子さん素敵でした。最後に桜木が赤い髪飾りを返してあげるシ―ンは、ストーリーをすでに知っている私たちスタッフでさえグッとくるものがありました。
裏話をひとつ。5話で小学校で男の子たちが『赤い髪飾りの女』という都市伝説をオドロオカシク話してるシ―ンがあったのですが、その時実際に演じてくれた男の子たちが黒板いっぱいに落書きを書いてくれました。中には赤い髪飾りをつけた口裂け女とか謎のお化けもいましたが、とにかく迫力満点でした。この落書きは映像的にもとても効果的でしたので、男の子たちに感謝です。
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7話は初の『再々捜査』。法廷という場で解決したはずの事件がひっくり返されるというあえてイレギュラーなエピソードを作りました。
あのメロンパン、と―ってもおいしかったみたいですよ。(←実際に食べたスタッフ談)
そして!! 先週ついに終結した杉並事件。
スタート前からずっと温めてきた杉並事件、やはり濃厚でした。過去のドラマの中心にメインキャストがいるのは5話の塚本に続き2回目ですが、杉並ではそれがより深く本筋にからむ物語でした。
9話ラスト、みんなが桜木を助け、桜木が白石たちにかかえられながら夕陽を見上げる瞬間、生きてるってある意味奇跡なんだなと思いました。
桜木、長嶋室長をはじめ、皆さん渾身のド迫力のお芝居でした。現場スタッフも皆、目がいつもにも増して真剣でした。
そしてついに次は10話です!ともさかりえさん、浅野和之さんほか個性豊かなゲストの皆さんを迎えての10話。物語の舞台は大学の遺伝子工学研究室。何と科捜研メンバーが外に飛び出します!
深くこの上なくせつないストーリーとともに外で活躍する彼らの姿をぜひお楽しみください。
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