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未確認生物を全国大捜索

珍獣ガタゴン! その正体とは!?

岩手県久慈市山形町にある道の駅 「白樺の里やまがた」。 卵型のオブジェが印象的なこの道の駅の片隅にあるものが…芝生に不思議な模様がかたどられている。 同じような形のデザインが店内にも。
これは…珍獣ガタゴンの足跡。 珍獣ガタゴンは、32年前にこの町で発見されたUMAなのだという。
実は、ここ山形町では非常にメジャーな珍獣。 もちろん名前の由来は町名だ。 32年前の6月、農作業中に茅森ハギノさんが畑の土の上に残されたある足跡を発見したのが始まり。

ハギノさんはすでに他界されているため、ご子息の勉さんと彼の妻・悦子さんに発見当時の様子を伺った。
悦子「変な足跡があるから見ろと言われたので、行ってみました」
現在は土地が整備され、残念ながら畑は無くなってしまっているが、その足跡が発見された場所に案内していただいた。 足跡は山へ向かって、40センチ間隔で20メートルほど続いていたという。
悦子「これはみたことのない足跡だと言って、(役所に)電話して来てもらった」

当時、現場に急行した役所の有害鳥獣駆除担当者にお話を伺うことができた。
下斗米「足跡は今まで見たことがない。それが第一印象でした」
当時撮影された実際の写真が残されている。 指と思われる部分が4本あり、反対側にもう一本突き出ている。 長さ22cm、幅15cm、先端は深さ1〜2cmで後部は深さ3〜4cm。
クマは踵が丸いため該当せず、サルはまったく形が違う。 ウサギや鳥類などとも大きさ形状が異なるなど、この周辺に棲むどの動物とも合致しなかった。

そこで親交があった動物の研究機関の専門家に解析を依頼。 すると、1ヶ月後、返答の手紙が送られてきたという。 その実際の手紙によると…
『お問い合わせの足跡の件現在調査中です。手こずっております。今のところ(所内では)ガタゴンと呼ばれております。』
そう、専門家にも解明できない足跡だったのだ。 今回、改めて当時調査を行った研究施設に問い合わせたところ、その後も真相は明らかになっていない様子。 現在は当時の記録も残っていないとのことだった。

その後、ガタゴンの名は地元に定着。 町民たちはこの正体不明の珍獣に思いをはせ、町のシンボルとして活用し、足跡を再現するなど、32年経った現在も地元に根付いた存在になっている。

すると、ここで一つ疑問が…この卵は一体なんなのだろうか?
久慈市山形総合支所、久慈健太さんによると…
久慈「実際(正体)は誰も見ていないのでわからない。謎の生物の卵ということで卵は置かれています」
姿はわからないが確かに存在する…そんな願いを込めた卵のモニュメント。 ガタゴンについてわかっているのは、未だにこの不思議な足跡だけなのだ。 それでも住民たちは、町のシンボル的な存在としてガタゴンを愛し続けている。

いわきの地で発見! 謎の生物の正体とは!?

これまで紹介してきた日本のUMAたち。 これらはどれも数十年前に発見されたものばかり。 しかし、昨年ある映像が撮影された! それは、最新UMAをとらえたものだという。
福島県いわき市の海岸で釣りの様子を撮影していたところ、UMAが現れたというのだ。 いわき市といえば、「フタバスズキリュウ」の化石が発掘された場所。 フタバスズキリュウは、日本で初めて化石が発見された首長竜としても有名な海棲爬虫類。 そんな恐竜にもゆかりの深い、いわきで目撃されたUMAとは?

そこで我々はいわき市に飛び、目撃した本人たちから、目撃した場所で、目撃時の詳細な様子を伺った。
彼らは釣りの動画を通して、地元いわき市の魅力を発信している。 その日も釣り動画の撮影だけのはずだったのだが、あるものを見つけたというのだ。
「私達の目の前をヌーっと移動して自然に消えてった」

UMA目撃時に立っていた場所に移動していただいた。 波打ち際から目視できる水深5mほどの場所にあらわれたUMA。 彼らは、フタバスズキリュウからネッシーを思い浮かべ、その場で思わずイワッキーと名付けたのだという。
イワッキーと名付けられたUMAは4分後、姿を消した。 本当にこれは首長竜の生き残りなのか?

我々は今回発見されたUMAの映像について、海洋生物の研究家や地元福島の水族館の職員など、複数の専門家に尋ねてみた。 すると、その答えは…マッコウクジラである可能性が高いという。
クジラの専門家・加藤先生にお話を伺った。
「先端に鼻が開口している鯨類では唯一の種類。大陸棚や海溝の縁の水面に顔を出すことが多い」
本来、マッコウクジラは水深400メートル以上の深海に群れをなして生息するため、浅瀬で見かけることはまずない。 しかし、今回は敵に襲われるなど、何かしらのアクシデントが発生したため、群から離れてしまった個体が浅瀬に迷い込んだと考えられるという。 そのため、非常に珍しいことで、UMAと考えしまっても無理はない状況だった。

だが、この動画の続きで、ある重大な会話がなされていた。
「またUMAみちゃった」
「また見た」とはどういうことだろう?
撮影者「撮影の前の年にここから近い小名浜港という所で変な噂になっていた生き物がいたんですよ。たまたま僕が撮影できて。それをいたっていうのがあって」
以前にも別のUMAを撮影していたというのだ!

早速 現場に連れて行っていただいた。
そこは先程の海岸から11km離れた小名浜港。 水深20mの大きな港だ。
「ちょうどあの船の前辺りだと思うんですよね。湾の真ん中ら辺ですけど、釣りを撮影しながら心のどこかで待っていたという感じですね。そうしたら出てきたんですよ」

地元で話題となっていた謎の生物、今度こそ新種のUMAをとらえた映像なのか? それは現れてすぐに姿を消した。 だが3時間後、また姿を現した。
「1mから2mくらいはあったんじゃないかな。全体が見えていないんでなんとも言えないんですけど、正直どっちが前なのか後ろなのかわからない。どっちに進んでいるかもわからないという感じで」
こちらの映像もイワッキーの動画同様、複数の海洋生物の専門家に確認してもらった。 すると…わからない・断言しにくいという意見が多かった。

しかし、複数の専門家が示唆したある動物が…ウミガメ!
そこで、改めてウミガメの専門家に尋ねてみると…ウミガメの可能性は高いものの、この映像だけでは断言はできないとの回答。 そう、この映像に映った物の正体はいまだに謎…海には神秘がいっぱいなのだ。