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81st WEEK
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朝早くからキッチンに立つ遼子。
作っていたのは、この日から合宿に出かける
賢也への朝食だった。
起きてきた賢也と共に朝ごはんを食べながら
2人は別れを惜しむ。
「連絡してね」
遼子は不安そうに賢也を見送った。

夜、ベッドに入りながら楽しそうに正人と電話をする聖南。
食事の約束をするなど笑顔で話していたにもかかわらず、
表情が一変、突如不機嫌になり電話を切ってしまう。

哲也と一平がくつろぐリビングに聖南もやってきた。
「どうなの?まーくんと…」
正人との関係を何気なく聞いた2人に、聖南は荒々しく
「今の段階ではないだろうね」と言い放った。
正人へと気持ちが傾きかけていた聖南だったが、
それ以上に、正人への不安要素が大きいと涙ぐむ。
デートに行く際、目立ってしまうことを恐れて、
スカートを穿かないで欲しいと聖南に言ったという正人。
聖南はファンの目を意識し、自分の見え方だけを
気にしている正人の行動に憤りを感じていた。
「もう疲れた…」聖南は悲しそうに呟いた。

宮城県気仙沼にてアート活動を行うフランキー。
今もなお震災の爪痕が残る地元の人々たちを
勇気付ける為、宿泊施設の浴場の壁一面に、大きなペイント施した。

遼子は職場で先輩たちと、テラスハウスでの恋愛話で
盛り上がっていた。
先輩たちから賢也のどこが好きかを聞かれ
「おバカなところがかわいい」と言う遼子。
賢也と互いの気持ちを確かめあったにもかかわらず、
新しく移動した仕事のことが頭にある遼子は
どこか賢也との交際に踏み切れないでいた。

ライブハウスで仕事を終えた地球。
気まずい空気のままの一平と、その相方の万平…。
一平は万平を誘い出し、解散についての話を切り出した。

「解散だけは考え直して欲しい」
「おまえとじゃないと芸人やる意味がない」
一平は以前から解散を考えていただろう万平の
気持ちに気付けなかったことを深く謝罪する。
しかし、
「別に気づいて欲しいがために『解散』と言ったわけではない」
と一平を突き放す万平。

「もしチャンスをくれるなら…」
一縷の望みにかけたい一平は、単独ライブの結果次第で、
解散についてもう一度考えて欲しいと懇願する。
一平の最後の願いを聞き入れた万平だったが、
一平が差し出した握手を避け、先に店を出て行った。

ダイニングでビール片手に語り合う遼子とフランキー。
賢也とのその後を尋ねるフランキーに、遼子は嬉しそうに
賢也とのメールのやりとりを報告した。

正人が待つ江ノ島のレストランにミニスカート姿で現れた聖南。
仲良く食事を楽しんでいた2人だったが、聖南は意を決した様に
正人に話を切り出した。
聖南はスカートを履いてこないでと言われたことへの不満、
また、正人が自分がどう見られるかばかりを考えていることへ
怒りを爆発させる。
誤解を解こうと必死に弁解する正人…。
一度は正人のことを見直し、好きだという想いを
実感した聖南だったが、正人への細かい不安が積み重なり、
無理だと感じたと言う。
「前ほど惹かれるものはない…」聖南は正人にそう告げた。