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79th WEEK
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朝6時。
約束通り、聖南を迎えに正人がテラスハウスにやってきた。
波もあり、絶好のサーフィン日和。
この日、正人のサーフィンをカメラマンが撮影するという。
2人は鵠沼海岸へ。
正人はさっそく海に入り、聖南はその姿を眺めていた。

激しい技を決めていく正人。
その瞬間を捉えるカメラマン。
じっと見つめる聖南。
サーフィンを真剣に頑張る正人の姿を見た聖南は
嬉しそうに声をかけた。
「サーフィンやっている、まーくんが好きよ」

サーフィン後、カフェに立ち寄る2人。
“サーフィンをやっている時が一番輝いている”
そう聖南に言われた正人は、聖南にも言葉をかけた。
「聖南ちゃんもランウェイを歩いている時が
一番よかったと思う…」

モデルを辞め、やりたいことを見つけられないでいた聖南。
正人は、日々酒を飲み、酔っ払う聖南の姿を見たくなかった。
すると聖南は、
「何も分からないのに酒飲んで遊んでばっかみたいな
言い方しないで」
突然怒りを露わにし、正人に謝罪を要求した。
正人はその場を収める様に、聖南に謝った。

リビングに集まる聖南・遼子・フランキー・一平・哲也。
朝早くサーフィンに出かけて行った聖南と正人について、
フランキーが話を振ると、聖南は嬉しそうに
「かっこよかったよ」と正人について話をし始める。
サーフィンの後、正人と喧嘩したことで、
正人は自分の感情を素直に出せる相手であることを
痛感したという聖南。気持ちが固まった様に見えた。

聖南のバイト先であるカフェに、一平と賢也がやってきた。
一平の仕事について心配する賢也。
「何が足りないのかな?今テレビに出ている人と…」
賢也からの疑問に「全部が足りないと思う」と一平は不安を
口にする。

夜、仕事から帰宅した遼子。
ダイニングで聖南・一平・賢也が“待ちぶせ”して待っていた。
賢也が遼子を“待ちぶせ”したことをネタにする聖南。
遼子からもらったアロマスプレーの感想など、
2人の会話で盛り上がる遼子と賢也に気を使い、
聖南・一平は席を離れる。
ダイニングに残された遼子と賢也は、お互い照れながらも、
2人だけの世界で会話を楽しむ。
そんな中、賢也は翌日から中国へ遠征に出かけ、
テラスハウスをしばらく空けることを遼子に告げる。
「頑張って」遼子は寂しそうに声をかけた。

翌朝、遠征に出かける賢也がスーツ姿で
ダイニングにやってきた。
聖南は賢也のスーツ姿を褒め、遼子が書き残して行った
黒板のメッセージを賢也に教える。
中国語で書いた遼子の応援メッセージを嬉しそうに
眺めながら、賢也は中国へと向かった。

勤め先のレコード会社で会議に参加する遼子。
遼子は新人アーティストのヴィジュアルイメージを
任され、スタイリストらスタッフに
プレゼンを行っていた。

フランキーは都内のクラブで、ライブペイントを
行っていた。父と兄、そして恋人もが見守る中、
壁に大きな作品を完成させる。

メンバーそれぞれが、自身の活動を行う中、
一平はリビングでファッション雑誌を眺めながら
お菓子を頬張っていた。

フランキーはダイニングに集まっていた
哲也・一平・聖南を次回のライブペイントに誘う。
絵具を使わず、パソコンで絵を描くという
フランキーのライブイベントに関心を持つメンバーたち。
そこへ、来客を知らせるブザーが鳴り響く。
やってきたのは、一平の相方・マグ万平だった。
万平はしばらく会っていなかったという一平に
突然会いに来た。

2人は男子部屋へ。相方の突然の訪問に戸惑う一平に対し、
万平が静かに話をし始めた。

一平がテラスハウスに入って4か月。
一平のお陰でお笑いコンビ「地球」の知名度は
上がったものの、芸人としての仕事は一向に
増えていないことに、焦りを感じている万平。
テラスハウスの一平の姿を見て
「ただ住んでいるだけにしか見えない」と感じていた。
このチャンスを逃したら終わりであるという意識が
一平には足りない、そう感じていた万平は、
実家の両親の心配事も重なり
「俺はもう、無理なんじゃないかなと思っている」
と一平に話した。
「どういうこと?」
そう訊ねる一平に万平は
「解散して福岡帰ろうかと思っている…」と告げた。