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74th WEEK
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1泊2日の智恵の卒業旅行。
鎌倉に戻る日の朝、哲也、洋介、一平の3人は温泉に入り
テラスハウスを出る洋介の今後について話す。
洋介は日本での仕事を終わらせた後、海外で写真を
撮りながら放浪し、ノルウェーで離れて暮らす娘に
会いに行きたいと考えていた。

智恵がテラスハウスで過ごす最後の夜、
ダイニングで乾杯をする6人。
智恵との別れを悲しむ中、突然洋介も智恵の後、
テラスハウスを出るとメンバーに告げる。
洋介はテラスハウスでの経験を経て
“人の気持ちを考えること”に気付くことが出来たと
メンバーに感謝の想いを伝えた。
しかし、そんな洋介の本当の優しい姿を知っている
智恵や真絵は、洋介との別れをただ悲しんだ。

そして、別れの朝。
メンバーからプレゼントされた時計を着けて
ダイニングに荷物を運ぶ智恵。
別れ際、メンバーに温泉旅行の写真を集めた
手作りのアルバムをプレゼントする。
「『行ってきます』で出るね。」
智恵は学生生活と共に、テラスハウスを卒業した。

智恵を見送った後、洋介もテラスハウスを卒業。
大きな荷物とギターを抱え、笑顔で扉を開けた。

洋介と智恵が出て行ったテラスハウスは静かで
がらんとしていた。
女子部屋にいた真絵と聖南も、智恵の荷物があった
スペースを寂しく眺めていた。
「でも、てっちゃんと一平ちゃんとまいまいが
いるから…」
聖南がそうつぶやくと、真絵が悲しそうに
話を切り出した。
「私も明日出て行こうかと思っていて・・・。」

今年に入ってから、家の問題により、
家族から帰って来る様に言われていたという真絵。
しかし、智恵を見送りたいという思いと
哲也に想いを伝えたいという気持ちから、
今までメンバーに告げることが出来なかったという。
ここで哲也に想いを伝えなければ後悔する…
聖南からも背中を押され、真絵は哲也がいる男子部屋を
訪ねた。

男子部屋には哲也と、既に寝ている一平が。
真絵は一平を叩き起こし、2人に
翌日、テラスハウスを出ていくことを告げる。
突然の告白に2人は驚き、その理由を尋ねる。
真絵は家族から帰って来るよう言われていることを
伝え、「そうしなきゃいけない」と答えた。
真絵は哲也と2人きりで話したいとお願いする。

男子部屋に哲也と真絵を残してきた一平はダイニングへ。
聖南と2人、真絵のことを心配する。
真絵は哲也への気持ちをきちんと整理できたのか、
一平は気になっていた。

2人きりになった真絵と哲也。
真絵は哲也との様々な思い出をひとつひとつ思い返した。
哲也がテラスハウスを案内してくれたこと、
サーフィンデートに連れて行ってくれたこと、
もつ鍋屋さんに行ったこと…。
哲也の言葉で、肩の荷が下り救われたことなど
真絵は哲也に感謝する。
哲也もまた、真絵から初めての体験を沢山させて
もらったことを感謝した。
お互いに感謝の気持ちを伝えきった後、
真絵は言葉に詰まり、涙を浮かべる。
哲也は無言の空気を断ち切るかのように、
聖南と一平がいる上の階へと真絵を誘った。

翌日の朝。荷物をまとめた真絵。
聖南は、真絵が哲也に想いを伝えられたのかを尋ねる。
「ちゃんと言えなかった」
そう言う真絵に、「自分が後悔しなければいい」と
聖南は優しく言葉をかけた。

智恵と洋介が出て行った翌日。
真絵も「行ってきます」とテラスハウスを出て行った。
真絵は最後に哲也に見送りをお願いした。

哲也との最後のドライブ。
真絵は途中、「海が見たい」と哲也にお願いする。

海を眺めながら真絵は哲也に言い残したことを伝える。
「ずっとてっちゃんのことが好きでした。」

哲也は真絵の想いに感謝しながらも、
価値観の違いから真絵と先のことを考えることが
出来なかったと、正直に告げる。
真絵は「わかった。しょうがない」と答え、駅へと向かった。