2005年11月27日(日) 03:05~04:05 放送 (2005年11月26日(土) 27:05~28:05 放送)
上海TV祭
中高年の女性を中心に、近年稀に見るブームとなった『韓流』。
それは単なる社会現象にとどまらず、多大なる経済効果を生み出したことから、今、日本の芸能界はアジア全体を巻き込んだ壮大なマネーゲームの舞台となっている。
そのゲームに参戦するのは、ブームのさきがけとなった『韓流』の韓国に対し、アジアンエンターテインメントの中心・香港や、女子十二楽坊のアメリカ進出まで成功させた本土、そして最も勢いがあると目されている台湾などを総じて称する『華(ファー)流』の中国。
そこで今回、その華流の鍵を握る台湾に着目し、次代のブームの行方をうらない、現在のアジアンエンターテインメント界のリアルな姿を暴き出す。
左:松尾貴史 右:マイク・ハー
ジェイ・チョウ
「韓国」のエンターテインメント情報に精通する松尾貴史が番組をナビゲート。
次なるブーム「華流」を知るべく自ら台湾へ飛び、取材を敢行!
F4(エフフォー)
F4とは、『流星花園~花より男子~』から生まれた4人
組の男性アイドルグループ。アジア全体を股にかけたタレント活動を展開する彼らの人気ぶりを紹介する。
ジェイ・チョウ
台湾で長者番付第一位のアーティスト。香港映画『頭文字(イニシャル)D』の主演も果たした彼にインタビューし、日本での芸能活動の「目標」や「野心」を追及する。
リー・トントン
中国出身で日本国籍を持ち、香港デビューした俳優。
日本名・阿部力(つよし)。
台湾をベースに中国でもCM、ドラマと活動の場所を広げている。
日本での生活、北京でスカウトされ香港映画に出ることになった経緯などを語ってもらう。
5566
台湾の若手アイドルグループ。日本のSMAPを熱心に研究し、台湾に新しいアイドル像を確立した彼らに、日本に学ぶべき点を問う。
マイク・ハー
第二のペ・ヨンジュンとしてペ氏の事務所がイチ押しで売り込みをかけている華流俳優。
その他
アジア各地域を股にかける「華流」の仕掛け人として、中国エンターテインメントのプロモーターや台湾コンテンツのコーディネーター、「F4」の写真集を手掛けた敏腕プロデューサーなどにも取材。
これらの人々から見えて来る「華流」の真実。それは、日本だけで過熱した韓流と違い、「華流」はすでにアジア全体で盛り上がっている、アジア全体を包み込んだエンターテインメントだということ。そこで、華流スターを日本の芸能界に組み込むことができれば、業界は一層活性化し、アジア全体の一大事業となるのだが、そこにはさまざまな問題が。中間業者の多さ、日本企業との温度差、各国業界の認識の違い、さらに著作権のトラブルなど、解決すべき点は多い。
果たして「華流」ブームは本当に日本で華を咲かせるのか?
そして今後日本の芸能界とアジアンエンターテインメントとの融合はあるのか?