NONFIX過去放送した番組

 普段あまり知られることのない犬や猫、その他のペットたちが、血統書をもらうまでの過程を取材し、なぜ血統書が必要なのか、その意味を探る。
 また、今まで純血種として認められていなかった種類の動物が新しく純血種として認定され、新しい血統書が書かれるまでを追い、そこでペットに携わる様々な人たちの素顔を見る。
 そして、”種を守る”という血統書本来の意味と、その裏側にある人間のエゴを浮き彫りにする。

猫の血統書

スキフトイボブテール

 スキフトイボブテールという聞き慣れない種類の猫。成長しても2kg程度にしかならない世界最小といわれるこの猫に、まだ血統書はない。なぜなら血統を管理するに値する『純血種』に認定されていないからだ。つまり、猫業界ではまだスキフトイボブテールという猫の存在が認められていない。純血種として認められれば大ヒット間違いなしといわれるこの猫を、純血種にしようと努力するブリーダーや、その血統書を管理・発行する愛猫団体を取材し、莫大な利益を産むという不思議な紙、血統書の現状を見た。


犬の血統書

秋田犬

 宮城県に住む澤田石守衛さんは今年85歳。秋田犬の血統書を発行する『秋田犬保存会』の最長老。その澤田石さんと愛犬シロとの生活を取材し、秋田犬の歴史を聞いた。もともとは秋田県大館市近辺にいた狩猟用の中型犬が闘犬の為に様々な犬の血と掛け合わされて大型化していき、今でもその時混じった血を抜くのに苦労しているという。
 そして、澤田石さんとシロの出場する秋田犬保存会主催の展覧会に同行し、そこで秋田犬に関わる様々な人に秋田犬の血統書について聞き、”種を守る”ことの意味を探った。

その他の動物

 血統書がつくと雑種の10倍もの値段で売れる「ウサギ」、獲れた産地により値段が変わり『ハイブリッド』という雑種も作られている「オオクワガタ」、精子の販売などで血統が管理されている「牛」など様々な動物たちの血統書とそこに関わる人たちを取材した。

■プロデューサー
岸 善幸
■ディレクター
牧田 潤也
■制作
テレビマンユニオン
フジテレビ