世界がもし
100人の村だったら6

■ユニセフの活動

■保健-子どもの命と健康を守る
幼い子どもが亡くなる原因の多くは、風邪をこじらせた肺炎や下痢による脱水症、予防接種を受けていれば防ぐことができたはずの病気です。ユニセフは、子どもたちの健康を守るため、予防接種、発育観察の推進、安全な出産と母乳育児の支援、医薬品の提供、保健員の養成などを支援しています。
■栄養-栄養不良をなくす
食べ物の不足や偏った食事は、子どもの栄養不良を招きます。栄養不良の子どもは心身の発達が遅れたり、病気にかかりやすく、また治りにくくなったりします。ユニセフは、栄養不良をなくすために栄養補助食の提供、ビタミンAの補給、栄養指導員の養成などを行なっています。
■水と衛生-すべての人に安全な水を
汚れた水や不衛生な環境によって病気になってしまう子どもが大勢います。また、遠くの井戸まで水をくみに行く仕事は、身体的に大きな負担であると同時に勉強したり遊んだりする時間を奪います。ユニセフは、子どもたちがきれいな水を使い、衛生的な環境で生活できるよう、井戸の設置、トイレの設置、衛生教育の普及などを支援しています。
■教育-すべての子どもを学校へ
教育を受けられなければ、生きるために必要な知識を得られず、大人になっても仕事につけなかったり、差別されたり、健康に子どもを育てることができなかったりします。ユニセフは、すべての子どもが教育を受けて、自分の能力を発達させることができるよう、学校の補修、教員の養成・指導、教科書や学用品の提供、女子教育の普及などを行なっています。
■特に厳しい状況にある子どもの保護
過酷な労働を強いられていたり人身売買の犠牲になったり、子どもの兵士として使われるなど、今すぐにでも保護しなければならない状況にある子どもたちを保護し、必要なケアをすること、またこうした状況を事前に予防するための啓蒙活動や働きかけを行っています。具体的には、ストリートチルドレンの保護、働く子どもの保護、子どもの兵士の解散、エイズ予防などを進めています。
■緊急支援-紛争や災害から子どもたちを守る
武力紛争や自然災害の被害にあった地域には、緊急の支援が求められます。被害を受けた人々の命を守り、一刻も早く安定した生活を取り戻すこと、また心身ともに傷ついた子どもたちに適切なケアをするために、緊急支援物資の調達、医療支援、予防接種や栄養補給、教育の復興、心のケアなどを行なっています。

[前へ]

0.サイトTOP

(C)フジテレビジョン