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キャストスタッフの一言
質疑応答

矢田:25年前のドラマをDVDで見させていただきました。その時は島田陽子さんが演じていらして、とても大人な印象を受けました。実際に演じてみまして、佐枝子という子は東家の一人娘として大人たちの名誉欲や権力などの汚い世界を小さい頃から見てきて、疑問を抱いていて抜け出したいと思っていますが、抜け出す勇気がない、自立していない中途半端な人だと思います。そんな中で里見先生と出会っていって、里見先生への恋心や自分自身のためにも成長していけるところを出せたら良いなと思います。

水野:三知代のように一生懸命外で働く旦那様を支える専業主婦の妻は、20代前半ぐらいの夢でありました。それはきっと母の姿と重なったと思います。今、実際に働くことになってしまいまして、そういう夢を役を通じて演じられるのはすごく素敵なことだと思います。お医者様はお金を持っているというイメージがありまして、大学病院に務める友人に聞きましたら普通ということでしたので、すごく納得できて、里見家はとても質素なセットになっていますので、皆さん驚かないでください。

伊藤:最初は医師として財前をすごく尊敬をしているのですが、気質としては目の前に患者がいれば助けたいという気持ちがあると思います。医療裁判によって変わっていくと思います。のびのびとやっていきたいと思います。

石坂:唐沢くんが先ほど良いことをおっしゃいましたが、悪い人間とか良い人間とか、そういう単純なことではなくて東教授や財前五郎が悪いというと、この世の中は悪い人しかいないと思います。誰の心の中にでもあるようなもので、他のジャンルでも全く同じようなことがあるのではないかなという気持ちでやりたいと思います。悪いとか良いとかではなくて、悪戦苦闘して勝ち得た教授の座をそう簡単には譲れないという感じで演じたいと思います。
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