なでしこ隊
- あらすじ -

「今日から、あなたたちには、特攻隊員の身の回りのお世話をしてもらいます」
少年少女たちの憧れの的、特攻隊員の役に立てるのは、とても名誉なこと。笙子は同級生の礼子(桜庭ななみ)たちと思わず手を取り合って喜んだ。 しかし、極秘任務であった特攻隊員たちが、どんなことをするのか、笙子たちは実際のところよく知らないでいた。時速600キロのスピードで、自分の身体ごと敵艦に突っ込む無謀な作戦だということなど、15歳の少女たちは知る由もなかったのだ。
基地に足を踏み入れた笙子たちは特攻隊員らの殺気立った様子に、ただならぬものを感じる。だが、次から次へと基地に送り込まれ、慌しく出撃の時を迎える特攻隊員たちを前に、皆別れを悲しんでいる間などなかった。
新しい部隊の到着とともに現れた上官(勝村政信)は、基地の存在が極秘事項であることを告げる。もし口外すれば、スパイ容疑で逮捕するというのだ。さらに「基地内で、涙を見せるな」と命じられる。笙子は、何か大きな力に巻き込まれていくような、漠然とした不安を感じ、基地での日々を日記に残しておこうと思い立つ。

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