ラスト・フレンズ
-Story-
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最終話 未来へ

美知留(長澤まさみ)は、自ら命を絶った宗佑(錦戸亮)の遺書を見つける。遺書には、自分が生きている限り美知留を縛りつけてしまうから、自由にしてあげるためには自ら心臓を止めるしかない、などと綴られていた。

同じころ、モトクロス全日本選手権の関東大会で優勝した瑠可(上野樹里)は、記者会見に臨んでいた。週刊誌で瑠可のことが取り沙汰されたこともあって、会場には大勢の取材陣が詰めかけていた。そこで瑠可は、男でも女でもなくひとりの人間として自分を応援してくれた家族や友人に支えられてここまでくることができた、と堂々とした態度で答えた。

あくる日、シェアハウスに美知留の母・千夏(倍賞美津子)から電話が入る。千夏は、美知留を捜しているようだった。そこで初めて宗佑の死を知った瑠可やタケル(瑛太)たちは、さすがにショックを隠せなかった。ほどなく、瑠可のもとに、美知留からのハガキが届く。そこには、「レースに行けなくてごめんなさい。私は一人でやっていきます。心配しないで下さい」とだけ書かれていた。
一方、友彦(山崎樹範)は、海外転勤の内示を受ける。来月にはミラノに行かなければならないのだという。友彦が別居中の妻をミラノに連れて行くことを知ったエリ(水川あさみ)は、内心ショックを受けていたが、無理矢理自分を納得させると、笑顔で彼と別れた。

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