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学生さんの映画祭・2012 Student Films 7+ in ODAIBAが2年ぶりに開催!

[2012年8月29日更新分]

2012 Student Films 7+ in ODAIBA映画評論家 佐藤忠男氏 特別コラム

いま日本には映画の製作を授業としてやっている大学がたくさんある。そこではずいぶん沢山の映画が作られている。なかには相当面白い作品があるのだが、一般の人々の目に触れる機会が乏しいのが残念である、ということでフジテレビが会場と手間ひまを提供して下さって首都圏の7つの大学に呼び掛けて行われているのが「Students Films7」である。

今年は3回目で特別に東北芸術工科大学にも参加していただいた。この催しで特に有難いのは、一流の映画人やテレビで活躍しているプロデューサー、ディレクターが多数来場して講評のトークに参加して下さって、学生の作品をプロの目できちんと評価していただけることである。これが本当に有難い。



今年の作品を上映順に述べよう。
「11.」多摩美術大学・甫木元空監督。
実験映画的な手法で、ある家族の誕生パーティを描いている。
映画感覚がスマートでお洒落だ。

「からくり人形の不思議~江戸時代の先端技術と身体~」立教大学・吉野彩可ディレクター。
からくり人形のメカニズムと特にその美意識を丁寧に描いたドキュメンタリーである。

「愛しの王子さま」日本大学芸術学部・小白井俊樹監督。
マンガの登場人物が現実に現れるという話。

「うつくしい人」武蔵野美術大学・尾野慎太郎監督。
田舎に帰省した若い女性が出会った人々とその風景のスケッチ。心やさしい情感がゆったりと流れて、美しい。

「北風」日本映画学校・李鎭雨(イジヌ)監督。
拉致問題を韓国人留学生がミステリーのタッチで描いている。
緊迫感がよく出ていて最もプロに近い作品だとプロの方々がおっしゃった。

「次元捜査官(ディメンダー)ジード次元破壊者デュナミス編「File1.混乱」」東京工芸大学・奥田和雅監督。
SFマンガ調に特撮を楽しんでいる。

「瞳」早稲田大学大学院・滕飛(トウヒ)監督。
幼稚園に通う女の子の内面的なものを視覚的にとらえようとしている。撮影がとてもフレッシュだ。

「ナマコオンナ」東北芸術工科大学・加藤拓人・野坂望美監督。
東北の大震災のあと、自分たちはどんな映画を作らなければならないのかと悩んだ議論が盛り込まれている。


以上、作品の傾向は様々であるが、何人かの監督はプロの世界で修業すれば相当なところまで行けそうな資質を見せている。外国人留学生の場合、学校を卒業すると留学ビザが切れてプロダクションなどに就職しないかぎり帰国することになるが、せっかく日本で学んで日本映画を作ったのだから、日本の製作現場で修業させて日本映画でプロのデビューをさせてやりたいものである。

文 佐藤忠男(映画評論家・日本映画大学学長) 

佐藤忠男氏プロフィール
1950年頃から雑誌に映画論を発表する。
最初の著書は「日本の映画」(三一書房・1956年刊・キネマ旬報賞受賞)。
以後、映画を中心に演劇、文学、大衆文化、教育などの広い分野で100冊を超える著書を発表している。
芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、韓国文化勲章、フランス・シュバリエ勲章授章の他、毎日出版文化賞など受賞多数。
現在、日本映画大学学長。

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