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2011年度社会貢献トピックス

リトルリーグ野球を通じた子どもたちの交流支援~被災地の選手たちもがんばりました~

[2011年9月14日更新分]

フジテレビは、三井物産、産経新聞・サンケイスポーツと共に40年以上に渡ってリトルリーグ委員会を応援しています。同委員会は、野球という種目を通じて男女問わず子どもたちのスポーツ環境を整備する事、スポーツを通じた子どもたちの健全なコミュニティー作りを支援する事、そして海外チームとの試合を通じて国際交流の輪をひろげる事、というような理念の下に運営されています。

平成23年度ザバス杯全日本リトルリーグ野球選手権大会が、7月2日、9日の両日、江戸川区球場で開催されました。毎年恒例の選手権ですが、今年は事情が違っていました。
去る3月11日、東日本を襲った大震災の影響は、宮城、岩手、福島などで活動するリトルリーガーたちにも大きく及んでいたのです。夏の全国大会を目指しての練習どころではなく、生活そのものが一変。その中で、3月24日、東北連盟の方から、選手たちの無事が全員確認されたという連絡が全国各地の連盟に届けられ、重苦しい気分の中、本当に救われた思いがしました。

グラウンドを整備する
塩竈リーグの選手たち
周囲では徐々に復興に向けた動きが始まったとはいえ、石巻、塩竈、気仙沼などのリーグではグラウンドに津波で何台もの車や瓦礫が流れ寄せ、またその他多くのリーグでもバット、グラブ、ボールなどの道具、各地区連盟代表を決める予選大会に向けて用意していたユニフォームも流されてしまいました。福島・双葉リーグに至っては、選手、指導者、関係者が皆離れ離れの避難所生活となり、父母の皆さんも「子どもたちには全日本選手権の舞台に立たせてあげたい」という気持ちの一方で、まずは日常の生活を取り戻せるように奮闘されていたようです。
しかし、このような苦境にありながらも、被災地のリトルリーガーたちの「全日本選手権に出たい」という夢と強い意志が失われることはありませんでした。

塩竈リーグ福村主将:
「今回の地震で塩竈も被害に遭って、多くの人が今も行方不明になり、寂しい思いをしていますが、ぼく達は選手権があるので、気持ちを切り替えて練習に臨んでいきたいと思います。多くの人が被害に遭っていると思います。みなさんも負けないで頑張って下さい」
石巻リーグ小林副主将:
「本格的に野球ができないのは寂しいけど、自分達より大変な人がいっぱいいるので、自分にできることを一生懸命にやって、試合ができるのを楽しみにしています」


塩竈リーグの選手たち
4月17日、CSプロ野球ニュースのコーナー「野球の絆」の企画で、被災地のリトルリーガーたちが厳しい環境にもかかわらず元気に活動している様子を放送したところ、全国から大きな反響が寄せられました。
その後、5月から6月にかけて、番組解説者が仙台市、石巻市、南三陸町などを訪問して、各地で野球教室を実施。その模様を放送する一方で、番組を通じて視聴者の皆さんに野球用具の支援を呼び掛けました。
その結果として、非常にたくさんのバット、ボール、グラブなどが被災地に届けられました。「皆様の支援、声援は本当にうれしく、感謝しています」と、リトルリーグ東北連盟・千葉事務局次長(仙台放送)は語っています。また、番組解説者の平松政次氏が発起人となって、プロ野球名球会が王さんを筆頭に被災地で野球教室を開催したり、用具をプレゼントしたりと、支援の輪は日に日に大きく広がりました。

7月2日(土)、全日本選手権開会式。

全日本リトルリーグ野球選手権大会
(2011.7.2、7.9)
江戸川区球場
東北連盟・第1代表として仙台東リーグが全国大会出場を果たしました。そして、選手入場行進の列には、被災地から招かれた石巻、気仙沼、塩竈、双葉リーグの代表選手たちの顔もありました。満足な準備ができず、連盟予選で敗れたものの、被災地のリトルリーガーを励ましたいという委員会関係者の思いから、憧れの舞台への招待が決まったわけですが、その4リーグがアナウンスを通じて紹介されると、球場の観客から厚い応援の拍手が送られました。

仙台東リーグ主将・梶原君の選手宣誓。

開会式(2011.7.2)
(選手宣誓:仙台東リーグ梶原主将)
「宣誓3月11日、東日本大震災では多くの尊い命が奪われ、私たちは悲しみと絶望に包まれました。その中で、たくさんの方々から励まされ、勇気づけられました。大好きな野球ができること、感謝の気持ちを力に変え、宮城・東北・日本のみんなの笑顔のために、一投一打、最後まで決して諦めることなく、全国16リーグの仲間とともに、精一杯プレーすることをここに誓います」


初優勝を決めた
東海連盟・浜松南リーグ
こうして始まった、平成23年度全日本リトルリーグ野球選手権大会。2日間のトーナメントを勝ち抜いたのは、東海連盟第1代表・浜松南リーグ。投打で他リーグを圧倒し、初めて日本一の栄冠を手にしたのでした。

浜松南リーグは、8月18日からアメリカ・ペンシルベニア州ウィリアムスポートで毎年開催されているリトルリーグ野球ワールドシリーズに、日本を代表して出場します。被災地の厳しい環境の中で、次の大会を目標にグラウンドを整備しながら練習を続けているリトルリーグ仲間たちの思いも胸に抱いて・・・。

今年の全日本選手権は、いつものように大会は開催されましたが、いつも以上に心に残る大会となりました。
フジテレビ・スポーツ局のCSR活動の一環として支援を続けている「リトルリーグ野球」。ここからは、未来を担う少年少女たちの交流と励みという、勝ち負けを越えた意義が確実に生み出されています。

文:船木正也 (フジテレビ スポーツ局統括担当局長)

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