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2011年度 社会貢献トピックス

津波警報画面の色が各局統一、すべての視聴者にやさしい色づかいに。

[2011年9月12日更新分]

テレビの津波警報画面の色が2011年夏から各局統一になりました。これまで各局でバラバラだった大津波、津波警報の色づかいが在京テレビを中心に初めて統一され、どのチャンネルを見ても、より見やすく、より分かりやすい情報へと進化しました。

津波情報には「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」の3つがあります。2010年2月のチリ地震による大津波警報の際には、大津波警報をピンクや赤、津波警報をオレンジやピンクと各局ばらばらの色で表示され、視聴者から「チャンネルを変えるたびに警報、注意報の色が違ってわかりづらい」という声や、色弱の方からは「大津波警報と津波警報の色を区別できない」という苦情が寄せられました。

このため、在京の民放テレビ各社とNHKが協議し、デザインを統一することにしました。


デザインは「色のバリアフリー」を目指すカラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)が考案、大津波警報を太線の紫色、津波警報を赤色、津波注意報を黄色とし、国内に300万人以上いるとされる色弱者やお年寄りにも配慮したわかりやすいデザインになっています。




フジテレビではすでに2010年夏、各局に先駆けてカラーユニバーサルデザインを導入しました。
天気予報での気温や雨量などのグラフィクス画面を色弱の方にも認識できるように改善を行ったほか、報道、情報番組を中心に番組タイトルロゴから各種の表やグラフに至るまでチェックし、すべての視聴者にやさしい色づかいを実践しています。

本年2月24日 
ユニバーサルデザイン社内勉強会 
天気画面について
解説する三井天気予報士
 

また、色のバリアフリーの考え方を天気やテロップなど放送画面だけにとどまらず、各種イベントの案内表示やパンフレット、広報資料などに至るまで幅広い分野にも広げるための社内勉強会を開き、各部署での検討が行われています。

文:土肥義充(フジテレビ 美術制作センター)

※カラーユニバーサルデザインに関する詳細はこちら → http://www.cudo.jp/

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