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2010年度社会貢献トピックス

誰にでも見やすく!誰にでも正しい情報伝達を!
カラーユニバーサルデザイン社内勉強会を実施

[2011年3月8日更新分]

人によって色の見え方が違うってどんな感じ? それって日常でどんな不都合が起きるの?テレビ番組のテロップの色はこのままでいいの?

高度情報化社会になればなるほど色による情報伝達が増え、逆に情報が正しく伝わっていない人たちがいるのです。


2010年7月、CSR推進プロジェクト会議でカラーユニバーサルデザイン(CUD)の研究チームが立ち上がり、その後、数回のプレ勉強会を経て、フジテレビのみならずフジ・メディア・ホールディングス各社や系列局を巻き込んだ勉強会が実現しました。2月24日勉強会当日、開始時刻を過ぎても受付には40人を超える人の列。CUDへの関心の高さを物語る光景にこの勉強会の主催者側としては「してやったり・・・」と胸をなでおろしました。

講師は「カラーユニバーサルデザイン機構」(CUDO)の伊賀公一先生。全国の自治体や各種企業で"啓発"講演会を開いています。300万人以上といわれる色弱者や病気、加齢のために色の見え方が異なる人々が、普段の生活の中でどんな不便を強いられているのか。伊賀先生が幼少のころから色弱者として体験してきたエピソードから始まり、医学的要素やそれを取り巻く社会の意識の変化について現状をわかりやすく解説してくれました。




色分けされ分かりやすいはずの地下鉄の路線図や街中の危険を知らせる看板が、なぜ分かりにくいのか?体験コーナーでは、色弱者の目には実際にどのような色が見えているのかを特殊なレンズや眼鏡を使って一人一人に体験してもらいました。「赤いパプリカと緑ピーマンの見分けがつかない」。野菜のレプリカを手にうなずいたり、首をひねったりする参加者の姿が印象的でした。




また、その日の朝フジテレビで放送された情報番組を使って、タイトルや文字スーパーの色合いを検証。色弱者にはある種のテロップがなぜ見にくいのかという診断には、番組制作スタッフも身を乗り出して聞き入っていました。また、報道局が担当しているお天気情報の色使いをCUDのシミュレーターを使って見やすいものに変える過程での苦労話や、生命にかかわる情報にもかかわらず、NHKや民放各局で表現方法がバラバラな「津波情報」が、CUDをベースにやっと統一される動きになったことなども報告されました。

その後、質疑応答を含め1時間半の勉強会が終了しましたが、まだカラーユニバーサルデザインの入り口にすぎません。これからは各職場に応じた色の課題を掘り起こし、スタッフで話し合い、そして解決に向けた行動が必要となります。映像だけでなく紙媒体やイベントの案内表示にいたるまで、勉強会の内容がフジテレビをはじめとする各社の業務に遺憾なく発揮されなければなりません。このテーマを、今後のフジテレビのCSR活動の一環として推進したいと考えています。

文:土肥義充(フジテレビ 美術制作センター)

カラーユニバーサルデザインに関する詳細はこちら → http://www.cudo.jp/

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