フジテレビが支援する国際音楽コンクールで日本人が優勝!
速報『2007 ロン・ティボー国際音楽コンクール』
ロン・ティボー国際音楽コンクール2007年度ピアノ部門優勝の田村響さん
若い才能を育み、世界へ羽ばたくチャンスを与える必要性を痛感していたフランスの名演奏家、マルグリット・ロンとジャック・ティボーは、1943年、パリで『ロン・ティボー国際音楽コンクール』をスタートさせました。現在では、ショパン・コンクールなどと共に「世界4大コンクール」のひとつとして知られています。
3年を周期に毎年、ピアノ部門、ヴァイオリン部門、過去の優勝・入賞者を迎えたガラ・コンサートの3つに分けて行われるのが本コンクールの特徴です。
本年度はピアノコンクールが開催され、10月22日の最終選考会で「ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番」を演奏した、田村響さん(20歳)が優勝しました。
田村さんは感情豊かに情熱的な演奏でパリの聴衆を熱狂させ、ピアノ部門では、野原みどりさん以来、15年ぶり5人目となる日本人の優勝となりました。また、同時に5部門の特別賞も獲得しました。
フジテレビは、国際的な若手音楽家の育成に協力して、このパリでのコンクールの運営を支援しているほか、1990年からは、上位入賞者をお披露目するコンサート「ロン・ティボー国際音楽コンクール ガラ・コンサート」を日本で開催しています。
2008年1月22日(火)に開催する「ロン・ティボー国際音楽コンクール ガラ・コンサート」は、今回の優勝者、田村響さんと同2位のキム・ジュンヒさん、そしてゲストに過去の3位入賞者・横山幸雄さんを招き開催します。
このコンサートは、若手音楽家の育成と共に、日本でのクラシック音楽文化紹介の場として、専門家からも高い評価を得ています。