第38回 2010年10月28日(木)放送 あらすじ

 二人の子どもを残し、自ら命を絶ったあすか─その事実を知って欲しかった、と翔子は冬子に告げる。
 天使の代理人の活動は、冬子にとって贖罪なのか、と疑問を投げかける翔子。冬子は自分自身を見つめ直し、語りはじめる─。
 助産師として病院で多くの人工中絶手術に立ち合っているうちに、冬子の心は麻痺していく。赤ん坊を死なせることに慣れてしまい、罪悪感さえ感じなくなっていた。
 自分は助産師ではなく、ただの殺人者ではないか─。冬子は病院を辞めると、奪われていった命の一つ一つの情景を書きとめていく。
 やがて書き上げた一冊の本、「天使の代理人」を持って真っ先に訪ねたところ─。そこは冬子に生きる希望を与え、命のあたたかさを教えた、助産師の恩師・初恵のもとだった…。

キャスト

高畑淳子
市毛良枝

ほか

スタッフ

【原作】
『天使の代理人』山田宗樹(幻冬舎文庫)

【脚本】
いずみ玲

【演出】
木下高男

【プロデューサー】
服部宣之
鈴木伸太郎

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