第3回 2002年7月16日(火)放送 あらすじ

完璧なナース!?

 ようやく姑の美鈴(秋川リサ)が1週間の検査入院を終え退院。いずみ(観月ありさ)はホッと肩の荷を降ろすことができた。だが、外科病棟ナースステーションでは、翔子(松下由樹)が河合ひろみ(安達祐実)のことで新たな問題を抱え、大島(伊藤かずえ)らと対立する状況になっていた。患者の容体急変を見るとなぜか動けなくなってしまうというひろみの症状はナースを続ける上では致命的なもの。しかし、これまでそのことを隠し続けても、ナースという仕事に情熱を持ってきたひろみのことを、翔子は簡単には見限ることができない。
「あなたと同じような症状の人で、それを克服して仕事を続けている人は他にもいるわ」
 諦めず頑張ってみましょうと言う翔子の励ましにひろみもうなづくのだった。
 しかし、大島は、ひろみがいなくなって他のナースたちに負担がかかることを懸念し、至急補充要員の申請をすべきだと主張してきた。翔子は大島の言い分を納得し、その申入れを受け入れるが、ひろみがショックを受けるのを心配して、ひろみには内緒にしてほしいと全員に申し渡した。
 だが、そんな翔子の必死のサポートの中にあっても、ひろみはなかなか元気を取り戻すことができず、ついには食事まで喉を通らない状態に陥ってしまった。好き嫌いの多い大部屋の患者たちに、「いつも食事をちゃんと食べることも治療の一つ」と言う立場にあったのに・・・。
 ますます落ち込むひろみ。しかしこれを聞いたいずみは思い立った。食欲が沸くような特別食を作ってきてあげよう!と。いずみは、美鈴に習って、いつもは立つことのないキッチンで懸命にスープを作り、ひろみのもとに届けた。何も知らない美鈴は、健太郎(藤木直人)のために主婦業をやる気になってくれたと勘違いし、一人喜ぶが・・・。そんないずみの努力の甲斐あって、ひろみは少し元気を取り戻すことができた。
 ひと安心で婦長会議に臨んでいた翔子。だがその時、付近でビル火災発生の知らせが入ってきた。急いで負傷者たちの受け入れに入る若葉会総合病院。そして、その緊急事態を知ったひろみも、決意した表情で自ら点滴を外すと、いずみ、翔子らナースがいる救急処置室に向かうのだった。

キャスト

朝倉 いずみ      観月ありさ
尾崎 翔子       松下 由樹
高杉 健太郎      藤木 直人
河合 ひろみ      安達 祐実
浜野 雄一       石原 良純
工藤 幸子       ふせ えり
堀内 良恵       宮田 早苗
金田 由香       須之内美帆子
高杉 美鈴       秋川 リサ
大島 冴子       伊藤かずえ
永島 淳平       益岡 徹
根本 雅子       吉行 和子

ほか

スタッフ

脚本
  橋部 敦子
  金子 ありさ
音楽
  鴨宮 諒
プロデュース
  大賀 文子
  両沢 和幸
  多治見 薫
演出
  平井 秀樹
  両沢 和幸
制作
  フジテレビ

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