第8回 2004年3月1日(月)放送 あらすじ

#8 悲劇

 里中ハル(木村拓哉)が、村瀬亜樹(竹内結子)へのプレゼントに選んだのは、自分の部屋のスペアキー。しかし、亜樹は待ち続けた恋人、夏川啓介(谷原章介)と橋の上で再会。プレゼントを渡しに来たハルの目の前で、亜樹は夏川の元へと歩いていってしまう。ゲームで始めたハルと亜樹の恋愛に結末が訪れようとしていた。
 堀田大和(坂口憲二)は、相澤百合(中越典子)と安いうどん屋で食事。安上がりの店での食事を嫌がる百合に、大和が聞きたいのはハルと亜樹の関係だ。百合は直接本人に聞いたわけではないが、亜樹の態度からハルとは終わったのではないかと言う。納得できない大和のもとに、島村真琴(佐藤隆太)から電話が入る。『フェイスオフ』への集合の連絡だった。
 『フェイスオフ』には、石川知佳(MEGUMI)に連れられて亜樹も来ていた。亜樹が店内に入ると、池上友則(市川染五郎)が呼び寄せる。この日のパーティーは、ハルが友則と亜樹との恋愛を賭けた賭けに負けたことを発表するものだった。パーティーの後、いつものように亜樹を送るハルは、陽気に振舞うことで大和と百合、友則と知佳が会いづらくなるのを避けたかったと告げる。しかし、自分と亜樹は今までのようにはいかないと続ける。そんなハルに謝る亜樹。さらに、ハルは強がりを言って亜樹と別れた。一方、大和に送られた百合は、車のダッシュボードに友則の名前を見つけてしまい…。
 ハルは、安西容子(石田ゆり子)にふられたことを報告。容子は、亜樹が夏川と再会した時に、ハルもいたことを心配する。夏川が、亜樹とハルの関係に疑問を抱くのではないかと言うのだ。ハルは、夏川に嘘をつけば良いと言うのだが、容子の心配は亜樹にあった。恋人に嘘をつき続けなくてはならなくなる亜樹のことに…。
 亜樹は、大和とコインランドリーにいた。ハルがショックを受けたと言う大和に、亜樹は自分もショックだったと答える。なぜ、あの時、ハルではなく夏川の胸に飛び込んでしまったのか? その理由が自分でも分からないと亜樹。しかし、夏川を選んだことには後悔はないと言う。亜樹と大和がアパートに戻ってくると、百合がいた。亜樹と大和は、同じアパートに住んでいるわけではないと取り繕うとするのだが、百合は嘘に気づいていた。
 大和は百合を自分の部屋に入れる。百合は嘘をついて自分と付き合っていたと大和を責める。百合の誤解から、こうなってしまったのだが正直に謝る大和は真実を話す。だが、百合の怒りはおさまらず、二度と会わないと出て行ってしまった。
 ハルのマンションに、大和と友則、真琴が集まって飲み会。今度は、大和の失恋パーティーだ。真琴が買い物へ、大和が酔いつぶれると友則はハルに話しかける。友則は、なぜ亜樹を引きとめようとしなかったのかとハルを諭す。どんなことをしてでも…プライドを捨ててでも引き止めた方が良かったのではないかと言う。ハルは否定するのだが…。
 兵頭雄一郎(佐藤浩市)は、山本玲志(山下徹大)と会っていた。兵頭は『ブルースコーピオンズ』の選手、試合データを玲志に渡す。兵頭は、自分のチームが一度完璧に負かされた方が良いと考えていた。玲志と入れ替わりに容子が来る。兵頭は“氷の女神”をハルに見せるためには、覚醒させる必要があると容子に告げる。
 玲志は大和を呼び出した。百合とデートをしたと大和に伝える玲志。大和は、百合を大事にして欲しいと言うのだが、玲志にとってはあくまで遊び。その玲志を追いかけていった大和は…。

キャスト

木村拓哉
竹内結子
坂口憲二
中越典子
佐藤隆太
MEGUMI
石田ゆり子
時任三郎
市川染五郎
佐藤浩市

山下徹大

谷原章介

スタッフ

■原作・脚本
  野島伸司
■監督・演出
  澤田鎌作
■制作
  フジテレビ

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