東京ラブ・シネマ
東京ラブ・シネマ
2003年6月30日(月)放送終了

番組紹介

 カンヌ、ベネチア、イスタンブールそして東京で恋が駆け巡るロマンチックコメディーの誕生!今や花形の映画買い付け業界を舞台に、いくつになっても夢を追いかけ続ける映画のバイヤーを中心とした男と女たちの恋が、仕事が、火花を散らします。

 主人公・高杉真先(江口洋介)は百貨店勤務から小さな映画配給会社ココモをなけなしの資金で興した、破天荒で夢を追いかける男。世界中に埋もれている名作映画を探しに、世界各国を飛び回る毎日・・・とはいえ、かつて一回は買い付けた映画が大ヒットを飛ばしたものの、今ではすっかり鳴かず飛ばずの資金難で、あと一年で資金が尽きる倒産寸前の会社。仕事にのめりこむ体質なため、気がつくと恋や結婚はいつも後回し。よって結婚は?と問われれば「そんなの後回し、後回し」とすっかり後回しが口癖。今は落穂拾いのように、他社ではなかなか気がつかないスキマを狙って活動している。

 一方、日本最大手の映画配給会社フェノミナンの卯月晴子(財前直見)は買った映画が必ず当たっていたという辣腕プロモーター。しかし、ここのところその辣腕振りに多少の陰りが出てきたのか、ヒットも不発。社長の命令によりこれまでのハリウッド担当からミニシアター系の低予算の映画買い付け担当にまわされてしまう。そんなこともあって35歳の誕生日を迎えたのを機に、結婚に対するわずかな期待を断ち切って、これからは仕事に生きるゾ!と腹をくくり、ついに自分の城であるワンルームマンションを購入した。35にして自分の人生の行く末を勇敢にも決め込んだのだ!

 物語はココモとフェノミナンの映画買い付けバトルを通して、真先と晴子の間に芽生えてゆく友情とも愛情ともつかない、オトナの男と女の微妙な関係をコメディータッチに描いてゆく。さらに、真先のかつての恋人でもあり字幕翻訳家の二階堂絹世(鷲尾いさ子)も絡み物語は急展開!映画買い取り合戦とそれをとりまく人々によってスピーディに展開してゆく。

 恋も仕事もボーダーラインぎりぎりに立った男と女たち。視聴者にとって最も身近で憧れを投影する“映画”のようにオシャレで、ハートウォームなロマンチックコメディーが2003年春にいよいよテレビ初公開となります!!
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