圭以の死後、龍村家の主となった陽一は、晴香に使用人部屋で暮らすよう命じる。美知子は「旦那さま」に抗議するというが、克次はなぜか、「旦那さまのお決めになったことだ」と陽一の暴挙を止めようとしない。
　使用人部屋で眠るその夜、晴香は圭以の遺したブローチを胸に、圭以の守ろうとした「龍の眠る丘」だけは必ず守り抜くと誓う。
　そんななか、木島から圭以の遺言書が出てきたと連絡が入る。木島の呼びかけで関係者が龍村邸に集まる。するとその場に陽一が圭以と陽一の養子を連れてくる。その顔を見て言葉を失う一同。異様な空気のなか、圭以の遺言書が開封される。
　一方、白い女の病院が跡形もなく消えていた弓月は、白い女の消息を探しあぐね、白い女の母、安原浅子に会いに行く。