圭以が帰宅すると玄洋から結婚祝いにもらった時計が消えていた。元々そんな時計はない、と麻里は主張し、陽一もまた麻里の話に同調するのだった。次々と身の回りで起こる不可思議な出来事に、圭以の心は混乱する。圭以は家を飛び出すと、晴香に助けを求めにいく。
　晴香は、白い女から連絡があったことを圭以に話す。白い女に会いたい二人は、以前、圭以が彼女に会った湖のほとりの木の枝に手紙を残し、連絡を待つ。
　そんな中、依子が圭以のもとへやって来る。依子は、ファームを晴香が相続できるように遺言書を作るなら公正証書にするべきだ、と助言し、相続人となる晴香には黙っていたほうがいい、と圭以に言い含める。
　その夜、白い女から手紙が届く。
どうしても話したいことがあるので、今夜廃校で待っていると…。