霧に棲む悪魔
御田園の弁護士・影山が2年前に交わした結婚の覚え書きに異論を唱え、夫婦の姓を龍村にすること、圭以が死んだ場合の相続を覚え書きに従うのでなく、法律通りに行うことを要求してきた。しかし、愛する人のためなら、名前を捨てるぐらい構わない─署名済の婚姻届を見せた陽一の胸に圭以は飛び込んだ。そして、二人は幸せな新婚生活をスタートさせる。
圭以の去った龍村家では、玄洋が、圭以が死んだときの相続について木島に問いただす。晴香が相続人と知った玄洋は、晴香に異常な関心を示すようになる。
圭以と陽一が結婚後初めて、龍村ファームに顔を見せる。玄洋は二人に結婚祝いと称して置時計をプレゼント。陽一を出て行かせると、龍村の血を引くただ一人の後継者として、陽一にくれぐれも心を許すな、と圭以に忠告する。
その頃、弓月は酒に溺れ、自暴自棄な生活を送っていた。ある夜、泥酔した弓月は車の前に飛び出してしまう…。
圭以の去った龍村家では、玄洋が、圭以が死んだときの相続について木島に問いただす。晴香が相続人と知った玄洋は、晴香に異常な関心を示すようになる。
圭以と陽一が結婚後初めて、龍村ファームに顔を見せる。玄洋は二人に結婚祝いと称して置時計をプレゼント。陽一を出て行かせると、龍村の血を引くただ一人の後継者として、陽一にくれぐれも心を許すな、と圭以に忠告する。
その頃、弓月は酒に溺れ、自暴自棄な生活を送っていた。ある夜、泥酔した弓月は車の前に飛び出してしまう…。