剣客商売(2003年)
剣客商売(2003年)
2003年5月13日(火)放送終了

番組紹介

 火曜時代劇は、『怪談百物語』に続いて、池波正太郎原作の人気作品『剣客商売』(全11話)が1月21日から始まる。
 『剣客商売』はこれまで3シリーズ放送(平成10年10月から10話、平成11年12月から平成12年3月にかけて11話、平成13年6月から5話)し、いずれも剣で生きる秋山小兵衛(藤田まこと)と剣に生きる大治郎父子を主人公にその活躍ぶりを描き好評を得てきた。

 池波正太郎氏の原作「剣客商売」は、「鬼平犯科帳」、「仕掛人・藤枝梅安」と並ぶ同氏の代表作で、一千万部以上出版されており、今なお新しい読者を獲得、魅了し続けている。

 老中・田沼意次が権勢をふるった江戸時代中期、安永年間の江戸の町が舞台。
 剣客・秋山小兵衛は、江戸屈指の剣の達人で、清濁併せ呑む度量の大きな人物。六十に近い年配ながら、四十も年下のおはるを妻にし、旨いものに目が無く、悠々自適、風雅な隠居生活を送っている。その息子、大治郎は、小さな道場を持ち、剣一筋に生きる真面目一方の青年。ドラマは、対照的な性格の剣客父子が、さまざまな事件に出会い、解決して行く姿を中心に、剣を世渡りの手だて(商売)としながら、人生の達人でもある秋山小兵衛の軽妙洒脱な生きざまを、江戸の町の情緒や父子を取りまく人々との人情を織り込んで描く痛快娯楽時代劇。
 今回は新たに大治郎役に山口馬木也、男装の女武芸者・佐々木三冬に寺島しのぶを起用、相思相愛の二人が結婚に至る話が大きな流れとなる。勿論、小兵衛が悪を懲らしめつつ、四十歳年下の妻おはる(小林綾子)と悠々自適の暮らしを送る姿も描く。
閉じる
もっと見る