あらすじ
<第10回> <第11回>

<第10回> 「ブリーフの白い色は恋人の色」
 希美(常盤貴子)は、大家さんに勧められたお見合い相手の写真を見ながら、大野コンサルティングで千春(深津絵里)と会談中。「面食い」か否かでもめるのだが、千春は生理的嫌悪感が、希美は音楽が流れるか否かが「恋愛対象基準」である、などと他愛なく言い合っている。そこへ、大野(陣内孝則)が入社希望の若い女性を伴って入ってきた。希美と千春の話は盛り上がり、セックス話に移行、オフィス中が侃侃諤諤の論争中。若い女性はそそくさと引き上げてしまった。

 希美の広島時代の友達・祐子(高木りな)は、梨本クリニックの看護婦。院長・吾郎(鹿内孝)の息子で副院長の誠一(金子賢)にいやらしくつきまとわれ、体を奪われそうになった。祐子の夫・悠二(林泰文)も希美の幼友達。二人に相談を受けた希美は、千春を紹介する。

 以前、コンビニで「縁」のあった年下のバイト学生・和哉(妻夫木聡)に「音楽」を感じていい気分の希美に比べて、千春は、散々な状態だった。ナンパで知り合った年上のサラリーマン・尚人(石橋保)の家に誘われ、白いブリーフと靴下姿で現れた尚人に驚愕し、逃げ出してきたところだったのだ。優太(山下智久)に「自分勝手だ」となじられながらも、千春は誠一宛てに「30万円の慰藉料請求」の内容証明を送り付ける。

 誠一は、病院の顧問弁護士に相談する。なんとその弁護士は、大野の天敵・生田(小林聡美)だった。だが、生田は「勝ち目はない。さっさと払っちまいなさい」と誠一を諭す。誠一はごねたが、「逮捕されますよ」という強い言葉に渋々従うことに。

 しかし、誠一は懲りない男だった。病院を退職するためにやって来た祐子にまた襲い掛かったのだ。気づいた希美が、胸ぐらをつかんで謝らせようとするが、聞く耳を持たない。とうとう告訴することになった。

 ところが、今度は院長の吾郎が動きだした。吾郎は都議会議員でもある有力者。悠二の会社に手を回し、外堀を埋め始めた。さらに生田弁護士も本格的に活動を開始した。ターゲットは大野コンサルティングとなんと希美だった。

<第11回>「セクハラ男に置き去られ結婚式で恥をかく」
 希美(常盤貴子)は、暴行罪で刑事告訴されようとしていた。友人の看護婦・祐子(高木りな)を副院長・誠一(金子賢)のセクハラから守ろうとしただけだ、危害を加えるつもりはなかったと主張しても、病院側の弁護士・生田(小林聡美)は取り合わない。  また、生田は、同時に大野(陣内孝則)や千春(深津絵里)に対しても、事務所が行政書士の職務を逸脱している、すなわち弁護士法違反だと刑事告発の意向をちらつかせる。  同じ頃、希美の弟・優太(山下智久)は、イギリスへ行ってしまおうとする春奈(香里奈)との関係で、ある重大な決意を固めようとしていた・・。

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