緋の十字架

緋の十字架

放送内容

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2005年12月28日(水)放送終了

番組紹介

 “昼ドラ”を制作して42年目を迎えた東海テレビ。その歴史の中でも、文芸作品を題材にした“大河ロマン”は、絶大な人気を誇っています。そんな流れをくむ「緋の十字架」。カトリック信者である一人の男と、盲目が故に誰よりも清らかな心をもつ一人の美少女が、神の教えに背き、社会と家族を裏切り、自らの精神を全否定してまでも、その禁断の恋に身を焦がしていく究極の恋愛ドラマです。格調高い昭和初期の香りと、現代劇では描き切れない劇的な展開は、視聴者の心をとらえて離しません。原案は、1919年に発表された、ノーベル賞作家アンドレ・ジッドの「田園交響楽」。聖職者の背徳の愛とその破滅を描いた名作を、今回も“東海テレビ風”に脚色。時代設定を戦中の昭和17年からの約30年の日本とし、忍び寄る戦争の影や財閥の栄光と没落など、昼ドラ好きにはたまらない時代背景の中で、カトリック信者と盲目の少女の道ならぬ恋を縦軸に、その妻や息子を巻き込んだ壮絶な愛憎劇を濃密に、深く、繊細に描いていきます。

〈登場人物紹介〉

大河内直哉(おおこうちなおや)……西村和彦
 大河内家の次男。大河内製鉄を営む旧華族の大河内将造と、その使用人だった沙世との間に生まれる。5歳のとき、母親が他界。大河内家に引き取られる。義母・美也子からは愛人の子として疎まれる存在であるが、沙世が信者であったキリスト教を心のよりどころとし、心優しい青年へと成長する。そんな時、学生時代に知り合ったゆきえと再会。一児の母でありながら不幸な結婚生活を送る彼女に心惹かれていく。駆け落ちを試みるも、誤って夫を殺してしまったゆきえが自殺したと思い込み、兄嫁となるはずだった西条悦子と結婚する。それから7年後、盲目の娘・薫(詩織)を引き取って育て始める。慈悲の心で育ててきた薫を、いつしか一人の女として愛し始め…。

薫/五藤詩織(ごとうしおり)……つぐみ(21才~)
 ゆきえとその夫・五藤隆彦の間に生まれた子供。隆彦を殺し、自殺を考えたゆきえが、赤ん坊を道連れにするのは忍びないと診療所の前に置き去りにした。その後老婆に拾われ、薫と名付けられて育てられるが、病気のため失明する。7歳の時、老婆が病死。偶然居合わせた直哉に引き取られるが言葉を理解することも話すことも出来ず、まるで野生児だった。その後直哉の献身的な教育により、キリスト教の教えを守り、誰よりも心優しく美しい少女へと成長。無垢な心のままに、一人の女として直哉を愛し始める。
 だがその純粋さは、思いがけず周囲の人々を傷つけていく。

五藤(ごとう)ゆきえ……越智静香
 詩織の母。美しく、心優しい女性だが、父親が残した借金を精算するため、軍人である五藤隆彦と結婚。不幸な結婚生活を送っていたが、直哉と会ったことで生きる光明を見出す。しかし、直哉との愛を貫こうとした結果、駆け落ちの直前に誤って隆彦を撃ち殺してしまう。娘の詩織を残して、海に身を投げる。

大河内浩一(おおこうちこういち)……竹財輝之助(20才~)
 直哉の兄・将一と悦子の息子。出生の秘密を知らず、直哉の子として育てられる。将一譲りの勝気な性格で、どこか浩一に遠慮を感じている直哉との親子関係はぎくしゃくしている。やがて年頃になると、薫(詩織)を愛し始める。

大河内悦子(おおこうちえつこ)……喜多嶋舞
 直哉の妻。旧姓・西条悦子。気が強く、勝気な性格。女学校時代のゆきえの同級生であり、直哉に思いを寄せていた。直哉に近づくため、義兄である将一の許嫁(いいなずけ)となる。やがて将一の子を身籠るが、将一が戦死したため、責任を感じた直哉と結婚。将一の子である浩一、直哉の子である雅美を出産する。やがて、盲目の少女・薫(詩織)を引き取った直哉が、無意識のうちに薫を一人の女として愛し始めたことに気付き、激しい嫉妬と苦悩に苛まれる。

大河内美也子(おおこうちみやこ)……長谷川稀世
 大河内将造の妻。直哉の義母であり、将一の実母にあたる。愛人の子である直哉を憎み、何かと嫌がらせを繰り返す。

大河内将造(おおこうちしょうぞう)……鹿内孝
 直哉の父。大河内製鉄の会長として冷酷無比と言われながらも、家と会社を守るために威厳を持って生きる男。戦時中は軍部と癒着し、巨額の富を得ていた。直哉に対しては、将一と同じ愛情を掛けているが、自分に遠慮して言いたいことを言わない直哉に歯がゆい思いがあり、彼の甘さにいらだち、叱責することも多い。

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