『鬼』 2012年05月15日

この4月、新しく保育園に入ってきた親子を見て、去年のこの時期、親の方がドキドキして迎えた入園式を懐かしく思い出しました。

この一年、子供は大きく成長しました。
保育園はお昼寝、歯磨き、トイレトレーニングなど、まさに生活そのもの。
その全てを、親に代わって先生方がサポートしてくれます。

この一年で習得したことのほとんどを保育園で身につけたといってもいいような・・・。
一人で食事が食べられるようになったこと、トイレに行きたい!の意思表示、ズボンをはけるようになったこと、すべて保育園で教えてもらったものです。
ありがたい限り。

その一方で、子供の内面の成長も目覚ましいものがあります。
理解力、自己表現力、言語力・・・・・。挙げればきりがありません。

最近は保育園で習ってきた歌を一人で歌っています。
「んんっ!音程がフラフラだけど、これってもしやあの歌かしら?いつ習ったのかな~?」
一緒に口ずさむと、ニコーっと笑ってとっても嬉しそうにその後を続けます。
そんな時、これまでにない類の幸せを感じます。

そんな中、こんなことがありました。
2月の節分の催しで先生扮する鬼がよっぽど怖かったのか、帰宅してからも「オニ、コワイ!」を連発。
親は“しめた”とオニ様を悪用。
子供が悪いことをすると「オニ来るよ~!」。
それからというもの、何度もオニ様に助けていただいたのです。
ホント、オニ様サマです。


逆さまにしてみると・・・・・


鬼出現!!
ところが、子供が家で「オニ!コワイ!」と叫ぶので行ってみると・・・・・プリンターのソーターをさしているではありませんか。
ンンン???
ソーターを逆さまにしてみると・・・・・
確かにオニが出現!
シルエットで、物を判断していたのですね。

またこんなことも。
☆と月の柄のパジャマをみて、「ネコ!」というので、ムムム???

見様によっては月がネコに見えなくもなく・・・。
子供の想像力は果てしなく豊かで、つくづく素晴らしいなぁ。

そういえば、私が小さい時、具合が悪くなると病院への道中、よく車の助手席でシートを倒して空を眺めていたなぁ。
そこから眺める雲が色々なものに見えたっけ。
クマ、キャンディー、人の顔・・・・。

子供には想像力をなくさない大人になってもらいたいな。