MUSIC SCENE Vol.16



TOMMY's BEST 5 (31 JAN.)


1.今日はゴスペルがNo.1.
ボーカル/リーダーのローバックの声が良い.太くてやわらかくてとてもやさしい.しかもギターが良いんだな.なんともまったりとした,ブルースギターというよりSLIM HARPOなんかのスワンプっぽい感じ.一回はまったらぬけられないです.お薦め曲はM9の"WHY? (Am I treated So Bad)"
かってアメリカで,黒人は白人と同じトイレを使えなかった.バスは前の席は白人,後ろが黒人と決まっていて,いっしょに座ることがなかった.いく学校もちがければ住む地域もちがった.つい30年前のことだ.

2.J.J.は僕のアイドル.
動くJ.J.はビデオ「アメリカン・ギターズvol.4〜FENDEP〜」で見よう.楽器屋さんで買えます(\3800).これはベストだけど単体のアルバムもおすすめ.
ホワイト・オーキー・ブルースマン.

3.取材でアイルランドに行ったときにダブリンのTOWERで見つけた宝物.
アイルランドやスコットランド(もしくはイングランド)からアメリカに移民してきた白人達.アパラチアの炭坑で故郷を懐かしみながら歌った歌.バンジョーの弾き方を教えてくれたのは一緒に働く黒人達だったかも知れない.
アイルランド〜アメリカの中間の音が聞ける3枚

4.そのアイルランドの今が聞けるのがこれ.
EMIの出してるこのシリーズはすべて買いです.

5.一説によるとアメリカにおいて,今世紀中にヒスパニック系の人口が黒人の人口よりも上回る!
これは大変なことだ.アメリカの文化が変わる.宗教が,言語が変わる?

今日のBEST5は,何だかアメリカにおける「人種」がテーマになってしまった.
by Tommy


FROM POCCA

CHIEKO KOBAYASHIを知ってるかい!?
超COOLでHIPでPOPな落書き屋さんだ.バンタンで服飾デザインを学んだ彼女は全くそっちの方面には進まず,卒業後,代官山の壁にらくがきをしたりして,おまわりに怒られながら活動してたそうだ.
その後,どういうルートからか岩手にあるディスコボーリング場(なんなんだそれは)の壁をペイントしてくれという話が来て,丸4日(営業時間を除く)10レーンくらいあるであろうボーリング場の壁をたった一人で,最後は鼻血ブーになりながらも仕上げたそうだ.そしてそのギャラなんと100万円を握りしめLONDONに飛び,またまたRAKUGAKISTとしてかきまくり,帰国後はDANCE CLUBにかきまくってるそうだ.

彼女と初めて会ったのは,南青山の骨董通り沿いにある,BLUEというCLUB.地下に降りる階段をものすごいスピードで,筆一本でかきあげる彼女を見ていて,その男らしさに僕はちょっと惚れてしまったっす.その後,「STUDIO VOICE」という雑誌(しかも「パンク再生」という特集号の)で見かけ,思わずもらったカードのTel番にCALLしてしまったっす.
「絵を見たいんで会ってください!」
こんなおマヌケな誘いはないな!新手のナンパか!?などと思いながらも,先週の月曜日,青山のKISSで面会したっす!ロンゲ・スケーター時代のPOCCAしか知らない彼女はドレッドロックスのPOCCAの前を素通りしながらも最後には気づいてくれました.その後,3時間,イラスト集を見ながらのトークに時間の過ぎるのを忘れてしまったPOCCAです.もう大ファン!いや超ファンね,マジで!もう見てるだけでたまんないっす.彼女の描く微妙な曲線に僕はもうトランス・テクノ!!!

今,仕事が少ないそうなんで,各業界の皆さま,DANCE CLUBやモロモロのSHOPの皆さま!彼女に絵を描くチャンスを与えて上げてください.僕はもうそれこそ街中がCHIEKO KOBAYASHIの落書きで埋め尽くされてもいいくらいの覚悟で空きになったっす.トラットリアの桜木兄貴!レコジャケに使って上げてください.

椿アンナという漫画家が描くイラストもいいぜ!「マーガレット(隔週)」「ザ・マーガレット」などで見れます.マンガの時とイラストの時のタッチは全然違うけどネ!あと先週のFrom POCCAにも椿アンナのイラスト入れときました.これは正月に来た年賀状です.ちなみに…….
あとプチスマイルのアイドル珠緒もよろしくネ!

そんなこんなでまた来週! フンガフッフッ

P.S.
ゆうべ青山の"パイロン"に行ったんだけど,あそこの盛り上がりはすごいネ! "アポロ"が終わった今,時代は"パイロン"っすよ.
若い娘と遊びたいときは"パイロン".おネーちゃんデルモ系と遊びたいときは西麻布の"RING",マジメトークかますときは二丁目の"DMX",わいわいファミリーな時は青山の"KISS",レゲエきくなら二丁目の"Bob".最近そんな一週間です.

About 「GROOVIN' DREAMS TMN COVER ALBUM II」

元々の楽曲の良さもあるんだろうけれども, 「なかなかやるじゃん」というのが始めきいたときの印象だった.
僕は個人的に小室哲哉産の音楽を聴くタイプの人間ではないが,テレビというメディアで 仕事をする上で彼の凄さは分かるつもりだ.彼に一歩でも近づこうと仮にしているのなら ば,もっともっと今の10倍ぐらいの音を重ねて細部にまでこだわるべきだと思う.
打ち込み系の音楽の性格上,音やビートが薄くなるとそれだけでチープになってしまう. 打ち込みで迫力を出すためにはもっともっといろんな音(ひずんだ音からクリアな音ま で)重ねた方がいいと思う.
あと,わざとではないと思うのだが,たまに打ち込みのビートがずれてる.これは打ち込 み系の音楽にとって致命的だ.
M-4の「Self Control」はとても良かった."Self Control"のつぶやきを カヒミ・カリィに言わせてみたいなと思ってしまいました.とってもクールで二重丸!
あとM-16の「Get Wild」も良かった.ただサブタイトルが"The Real of Hard Core Jungle Remix"なだけに,もうちょとハードコアなビートにして欲しかった. ベース音もブリブリにして欲しかった.だけど,ベース音が薄いのは小室音楽の特徴で もあるからこれでいいのかな!

1996/02/03 from POCCA

【From P】
大和さんのメールには画面ではなく,いつかどこかで機会を持ってわかる範囲でお話ししたいと思います.

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