ザ・ノンフィクション
それでも私は生きてゆく
ほんの8年前までは、好きな仕事でバリバリに働いていた美怜、37歳。彼女を突然襲ったのは、難病ALSだった。進行が進み発病から3年で手も足も動かなくなってしまった。食事も排泄も、生活の全てを両親とヘルパーたちに介護してもらい生活している。
ALSには有効な治療法もない。「呼吸器を付けなければ、あと3か月の命」と医師に宣告され、やむなく呼吸器を付けることを決断した。
しかし彼女はへこたれない。お世話になった人たちに会うため、呼吸器を付けて飛行機に乗り沖縄へ。そしてALSという病気を世の中に知ってもらうため、全国を動き回る。それは、限られた時間との戦いだった。
進行が進めば、目も閉じてしまい、全く外界とコミュニケーションが取れなくなる。
その「閉じ込め状態」になっても生き続けなくてはならないことを美怜は恐れていた。
海外のいくつかの国で認められている「安楽死」が、日本では認められていないからである。
発病から8年が経ち、顔の筋肉も動かせなくなっていき、美怜は表情を失った。絶望の淵に立たされても、美怜は「幸せの瞬間」を求めて生きていく。
ALSには有効な治療法もない。「呼吸器を付けなければ、あと3か月の命」と医師に宣告され、やむなく呼吸器を付けることを決断した。
しかし彼女はへこたれない。お世話になった人たちに会うため、呼吸器を付けて飛行機に乗り沖縄へ。そしてALSという病気を世の中に知ってもらうため、全国を動き回る。それは、限られた時間との戦いだった。
進行が進めば、目も閉じてしまい、全く外界とコミュニケーションが取れなくなる。
その「閉じ込め状態」になっても生き続けなくてはならないことを美怜は恐れていた。
海外のいくつかの国で認められている「安楽死」が、日本では認められていないからである。
発病から8年が経ち、顔の筋肉も動かせなくなっていき、美怜は表情を失った。絶望の淵に立たされても、美怜は「幸せの瞬間」を求めて生きていく。