ザ・ノンフィクション
あの日 妹を殺されて2 ~たとえ裏切られても~
2020年10月。草刈健太郎(47歳)が向かったのは、兵庫県にある加古川刑務所。この日、出所してくる元・受刑者を自らの会社で雇用するために。
社長を務める草刈は、かつて罪を犯し、刑務所や少年院から出てきた人物に、仕事と住居を提供し「親代わり」になっている。もちろん、全員が更生できるわけではない。何度も何度も裏切られてきた。それでも諦めず、元犯罪者の更生に取り組むワケ。それは彼が抱える悲しい過去…
17年前、最愛の妹を留学先のロサンゼルスで、アメリカ人の夫に殺された草刈。「加害者を減らせば、妹のような被害者も少なくなる…」そう信じて、罪を犯した人間の採用面接を行なうために訪れた刑務所・少年院は50カ所を超える。
新たに迎え入れたのは、刑務所で面接をし、草刈の元で働くことを熱望するショウタ(仮名・25歳)。薬物所持や窃盗などで繰り返し逮捕され、3年を刑務所で過ごした。逮捕をきっかけに妻と子どもたちとも離ればなれに…
そんな彼の指導役は“寮長”のコウスケ(47歳)。アメリカの名門大学を卒業し、大手総合商社で働いていた彼も、違法薬物の使用で全てを失い、草刈に救われた一人だ。
ショウタが働き始めて3カ月…「社長を裏切ることは絶対にしない」と誓ったショウタが寮から消えてしまう…
どんなに裏切られても諦めず、元受刑者の更生に取り組む草刈やコウスケ。そんな彼らの奮闘の日々を見つめた。
社長を務める草刈は、かつて罪を犯し、刑務所や少年院から出てきた人物に、仕事と住居を提供し「親代わり」になっている。もちろん、全員が更生できるわけではない。何度も何度も裏切られてきた。それでも諦めず、元犯罪者の更生に取り組むワケ。それは彼が抱える悲しい過去…
17年前、最愛の妹を留学先のロサンゼルスで、アメリカ人の夫に殺された草刈。「加害者を減らせば、妹のような被害者も少なくなる…」そう信じて、罪を犯した人間の採用面接を行なうために訪れた刑務所・少年院は50カ所を超える。
新たに迎え入れたのは、刑務所で面接をし、草刈の元で働くことを熱望するショウタ(仮名・25歳)。薬物所持や窃盗などで繰り返し逮捕され、3年を刑務所で過ごした。逮捕をきっかけに妻と子どもたちとも離ればなれに…
そんな彼の指導役は“寮長”のコウスケ(47歳)。アメリカの名門大学を卒業し、大手総合商社で働いていた彼も、違法薬物の使用で全てを失い、草刈に救われた一人だ。
ショウタが働き始めて3カ月…「社長を裏切ることは絶対にしない」と誓ったショウタが寮から消えてしまう…
どんなに裏切られても諦めず、元受刑者の更生に取り組む草刈やコウスケ。そんな彼らの奮闘の日々を見つめた。