ザ・ノンフィクション
そこにいていいんだよ ~もじゃくん夫婦と不登校の子どもたち~
学校に行けない子どもたちが、安心できる「居場所」を作りたい…そんな思いを抱えて小学校教師を辞めた夫婦がいる。
友達関係での不安や悩み、いじめ、複雑な家庭環境、貧困…様々な生きづらさを感じて、不登校になってしまった子どもたちが通うのが、「学べる居場所・かけはし」だ。運営するのは、「もじゃくん」こと廣瀬貴樹さん(39歳)と、「ちーさん」こと妻・千尋さん(41歳)。
もじゃくんは大学卒業後、14年間、小学校の教師をしていたが、「生きることに不安を抱える子どもにとことん寄り添い、救いたい」と退職し「かけはし」を作ることに。ちーさんも夫の夢を一緒にかなえようと退職し、2021年春に「かけはし」の活動をスタートした。
しかし、「かけはし」の運営は“手弁当”で行い、生活費はアルバイトで稼ぐ日々。夫婦の収入は教師時代の10分の1となったという。民間運営のため、公的な支援もなく、貯金を取り崩しながら、廃校となった学校や公的施設を借りて、子どもたちを受け入れている。
同級生との会話や大きな音を極度に嫌がり、学校に通えなくなった8歳の男の子。元々は、明るい性格だったが、徐々に口数が減り、学校に行かなくなった13歳の少年…
そんな子どもたちに笑顔を取り戻し、子育てと将来への不安を抱える親たちの支えとなる「かけはし」の活動。身を削りながら奔走する元教師夫婦の奮闘を追った…
友達関係での不安や悩み、いじめ、複雑な家庭環境、貧困…様々な生きづらさを感じて、不登校になってしまった子どもたちが通うのが、「学べる居場所・かけはし」だ。運営するのは、「もじゃくん」こと廣瀬貴樹さん(39歳)と、「ちーさん」こと妻・千尋さん(41歳)。
もじゃくんは大学卒業後、14年間、小学校の教師をしていたが、「生きることに不安を抱える子どもにとことん寄り添い、救いたい」と退職し「かけはし」を作ることに。ちーさんも夫の夢を一緒にかなえようと退職し、2021年春に「かけはし」の活動をスタートした。
しかし、「かけはし」の運営は“手弁当”で行い、生活費はアルバイトで稼ぐ日々。夫婦の収入は教師時代の10分の1となったという。民間運営のため、公的な支援もなく、貯金を取り崩しながら、廃校となった学校や公的施設を借りて、子どもたちを受け入れている。
同級生との会話や大きな音を極度に嫌がり、学校に通えなくなった8歳の男の子。元々は、明るい性格だったが、徐々に口数が減り、学校に行かなくなった13歳の少年…
そんな子どもたちに笑顔を取り戻し、子育てと将来への不安を抱える親たちの支えとなる「かけはし」の活動。身を削りながら奔走する元教師夫婦の奮闘を追った…