ザ・ノンフィクション
ちょっと心配な家族がおりまして~母と私と姉夫婦の話~
あなたには「心配な家族」はいませんか?
2020年、子どもを産み、実家で産休中の「私」の元に、驚きの知らせが飛び込んできた。長姉のチエ(44歳)が貯えを使い果たし、生活資金を得るため、暮らしている一戸建てを売るというのだ。預金通帳の残高は、わずか「4873円」だという…
姉は、中学2年生の時、突然、不登校になり、のちに「うつ病」と診断された。部屋にこもったままの姉は、家族にとっての長年の気がかり。そんな姉が部屋から出て、通信制の大学に通い出した26歳の時、講師をしていた24歳年上のシゲキさんと出会う。家柄の良い資産家の息子で、大学で法学を教える立派な人。結婚を決めた2人に「これでチエちゃんの将来も安心」と、家族は胸をなでおろした。
シゲキさんが親から譲り受けた家で暮らす姉夫婦だったが、シゲキさんの両親が亡くなると雲行きが怪しくなる…実は両親から経済的援助を受けながら暮らしてきた姉夫婦。シゲキさんには、生活を支えていくだけの収入はなく、姉は、症状が改善せず、働くことはできない…ついに、両親の遺産も含め、貯金を使い果たしてしまったのだ…
追い込まれた姉夫婦は、親から譲り受けた家を売り、姉は、40代半ばにして人生初の仕事探しを始めるのだが…
心配する私たち家族をよそに「大富豪になる日は近い」「なんとかなるニャン」と、意に介さない“浮世離れ”した姉夫婦。2人の行方は果たして…
2020年、子どもを産み、実家で産休中の「私」の元に、驚きの知らせが飛び込んできた。長姉のチエ(44歳)が貯えを使い果たし、生活資金を得るため、暮らしている一戸建てを売るというのだ。預金通帳の残高は、わずか「4873円」だという…
姉は、中学2年生の時、突然、不登校になり、のちに「うつ病」と診断された。部屋にこもったままの姉は、家族にとっての長年の気がかり。そんな姉が部屋から出て、通信制の大学に通い出した26歳の時、講師をしていた24歳年上のシゲキさんと出会う。家柄の良い資産家の息子で、大学で法学を教える立派な人。結婚を決めた2人に「これでチエちゃんの将来も安心」と、家族は胸をなでおろした。
シゲキさんが親から譲り受けた家で暮らす姉夫婦だったが、シゲキさんの両親が亡くなると雲行きが怪しくなる…実は両親から経済的援助を受けながら暮らしてきた姉夫婦。シゲキさんには、生活を支えていくだけの収入はなく、姉は、症状が改善せず、働くことはできない…ついに、両親の遺産も含め、貯金を使い果たしてしまったのだ…
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