ザ・ノンフィクション
万引きランナーと呼ばれて
マラソンランナー・原裕美子、37歳。2005年名古屋国際女子マラソン優勝、2007年大阪国際女子マラソン優勝など、日本の女子マラソン界に彗星のように現れた期待の星だった。しかし382円相当のお菓子の万引きで逮捕、起訴され、その栄光は地に落ちた。
現在、原が暮らす更生施設は、覚醒剤やアルコール、万引きなどの依存症患者が共同生活を送る場所。我々は、去年12月、原に判決が下るまでのおよそ半年間、密着取材に成功した。
原の故郷は栃木県足利市。彼女は6人家族の次女。しかし、度重なる原の万引きで、兄弟とは疎遠になり、両親は娘の犯した犯罪で肩身の狭い生活を余儀なくされていた。
取材を始めてから3ヶ月、原にとって大切な男性が現れる。その男性は覚せい剤で3度の逮捕暦があり、現在は保釈中の身。彼もまた結婚に失敗した過去があり、同じような心の傷を持つふたりの距離は縮まっていく。しかし2人の時間は、あとわずかしか残されていなかった…。
万引きによってすべてを失ったマラソンランナー、原裕美子。彼女が人生の再起をかけて走り続ける日々を追った。
現在、原が暮らす更生施設は、覚醒剤やアルコール、万引きなどの依存症患者が共同生活を送る場所。我々は、去年12月、原に判決が下るまでのおよそ半年間、密着取材に成功した。
原の故郷は栃木県足利市。彼女は6人家族の次女。しかし、度重なる原の万引きで、兄弟とは疎遠になり、両親は娘の犯した犯罪で肩身の狭い生活を余儀なくされていた。
取材を始めてから3ヶ月、原にとって大切な男性が現れる。その男性は覚せい剤で3度の逮捕暦があり、現在は保釈中の身。彼もまた結婚に失敗した過去があり、同じような心の傷を持つふたりの距離は縮まっていく。しかし2人の時間は、あとわずかしか残されていなかった…。
万引きによってすべてを失ったマラソンランナー、原裕美子。彼女が人生の再起をかけて走り続ける日々を追った。