
第2話10月13日 放送
内閣官房副長官・佐生新次郎(安田顕)は、SNS型ロマンス詐欺グループ摘発の報告書をDICT〈ディクト〉室長・早見浩(松角洋平)に提示し、今回の検挙は氷山の一角に過ぎないと言う。去年の被害総額は1270億円以上、この詐欺によって流出した情報は国外の犯罪組織に流れ、もはや政府として看過できる規模ではない。佐生は、犯罪組織の中枢に迫り「絶対に取り逃すな」と早見に指令する。


早見から情報共有を受けた二宮奈美(沢口靖子)は、掛川啓(金田哲)とロマンス詐欺の被害者である芝田(星田英利)に接触。芝田はマッチングアプリで知り合った自称・アメリカの軍医でエマと名乗る人物に多額の送金をしていた。南方睦郎(一ノ瀬颯)は芝田が振り込んだ金の流れを、田辺智代(馬場園梓)はマッチングアプリの運営元にアカウント情報の照会を頼み、奈美と掛川は類似ケースの共通点を探る。


芝田が振り込んだ金は海外の口座に流れており、捜査は難航。しかし送金ルートで一件だけ中継口座に日本人名義のものが見つかった。奈美と掛川が会いに行ったその人物はスーパーで働く橋本咲希(桜井玲香)。奈美が「あなたの口座が盗まれ不正送金に利用されている」と咲希に話すも、心当たりはないと言う。そんな咲希の表情に微かな違和感を覚えた奈美は、スーパーの店長と咲希の同僚、藤井遥香(菜 葉 菜)から話を聞く。すると、咲希が仕事の休憩中、頻繁に恋人と連絡を取り合っていることが分かり…。

