大学生の篠原百合(馬場ふみか)は、執拗な嫌がらせを続けるストーカーから逃れるため引っ越しを決意する。偶然、訪れた不動産会社の女性社員・二宮海里(小島藤子)が小学校の同級生であることを知り、二人は再会を喜ぶが、海里の言葉やハグの長さなど節々に感じる再会以上の何かに百合は少し違和感を覚えるのだった。
しかし、異性では理解し得ないことも同性ならわかってもらえる…やがてお互いを思い合い、献身的に支え合える海里との関係性、その居心地の良さに百合は気が付いていく。
第1話 思い出のいちごパンツ
大学生の篠原百合は、得体の知れないストーカー行為に悩まされていた。ある日、自宅の郵便ポストに使用済みのティッシュがたくさん入っていることに気が付き、執拗な嫌がらせに百合は引っ越しを決意する。
偶然、訪れた不動産会社の女性社員・二宮海里が小学校の同級生であることを知り、二人は再会を喜ぶが、海里の過剰なスキンシップや言葉の節々に百合は少し違和感を覚えるのだった。
第2話 性がブッ壊れてますが、なにか
偶然の再会を果たした百合と海里。海里のおかげで理想的な部屋に入居することができた百合だが、翌朝、隣室の住人が海里であることに驚く。
百合は戸惑いつつも海里を受け入れ、大学の友人たち(志保・智美)にも紹介するが、その友人たちとの仲もかき回される。普通でない、近すぎる距離感にドギマギしている百合に海里は「私、性がブッ壊れてるのかも」と言う。それに対して百合は…
第3話 大人のオモチャ、かわゆす
ストーカーから逃げるために引っ越した百合だが、なぜか嫌がらせは止まらない。だからこそ百合は海里が隣室にいることが心強かった。
そんな中、海里は百合の彼氏・修二の浮気の証拠をつかもうと修二に近づき、大学の担当教授・不破は百合に十何年も寝たきりの妻のことを相談する。そんな不破に百合は「真実の愛」を見ていたが…
第4話 金色ハチミツ肌
どんどん近づく海里との距離感に、百合は海里とイチャつく夢まで見てしまう。そんな海里の顔をまともに見れない百合。もはや彼氏の修二とのハグにもトキメかない。
ある夜、帰宅中にとうとうストーカーに自転車で襲われてしまう… 家で傷の手当てをしてもらいながら口をついて出た言葉は、「おやすみのチューは?」だった。
第5話 変態エチケット
「先生ですよね、犯人」海里が百合の大学教授である不破に投げた言葉は、ストーカーの犯人を断定する言葉だった。
だが、百合が不破に持つ「真実の愛」のイメージを壊さないために、事を公にせず、百合に向かう不破の想いを自分が受け止めると誓う海里。そんな海里の覚悟も知らず、百合は“あること”で悩むのだった…
第6話 SとM
ある朝、百合は海里の部屋から自分の大学の教授である不破が出てくるのを目撃してしまう。海里にそのことを問いただそうとするも、はぐらかされて煙に巻かれる。
海里に対するわだかまりが残ったままの百合。その後、海里と不破が二人で食事しているのも複雑な心境で見てしまう。不破と寝たきりの妻の「真実の愛」を汚されたと思った百合は、海里に対して辛らつな言葉を投げかけてしまう…
第7話 共依存からの生還
ある日マンションの入り口に女性が立っていた。それは海里の母、万里であった。万里から海里のことを聞き、万里の想いも聞く百合。いい母親だと判断し、母と距離を取ろうとする海里にも誤解だと言う。また、不破教授には海里の代わりに自分が相手をするからと伝えるのだった。
そんな百合が見たのは、海里から金の入った封筒を受け取る万里の姿だった…
第8話 愛と宿命のフェティシズム
修二に百合のストーカーは学校内にいるから気をつけろと忠告する海里。マンションは大丈夫だが、学校には自分はいられないから百合を頼むと伝える。
そんな中、半信半疑の修二は不破教授の部屋で百合のバッグを見つけた。危機一髪のその時、百合は海里の真実を知り、親友に手を出していた不破を許せない気持ちでいっぱいになり…