news

石橋凌さん、木村多江さん、
倍賞美津子さんが出演決定!
石橋さんと木村さんは物語のカギを握る、
一族の当主夫妻に!
倍賞さんは深山家のしきたりを
重んじる厳かな祖母役に!

『やんごとなき一族』に、石橋凌さん、木村多江さん、倍賞美津子さんの出演が決定しました!石橋さんと木村さんは物語の舞台である“深山家”の当主夫妻を、倍賞さんは深山家の威厳ある祖母を演じます。

石橋さんが演じるのは健太(松下洸平)の父、深山家当主の深山圭一(みやま・けいいち)。主人公の佐都(土屋太鳳)にとっては義父にあたります。圭一は下町育ちの佐都を認めず、健太との身分の格差を理由に二人の結婚に猛反対。深山家のすべては当主である圭一が決めており、その独裁的とも思えるふるまいは江戸時代から400年以上続く深山家の当主として、先祖代々の土地と財産を守り抜いてきたという強烈な自負からきています。そのため、深山家の利益を優先し、自分の意にそぐわない人や物事はどんな手を使ってでも排除しようとする冷徹さも持ち合わせます。一族の反対を押し切って結婚した佐都と健太を深山家に招き入れるのですが、そこにはある思惑があって…。

石橋さんは、故・松田優作さんが監督を務めた映画『ア・ホーマンス』(1986年)で主演を飾り、第60回キネマ旬報ベスト・テン、最優秀新人賞を受賞。以降、数多くの映画やドラマに出演し、存在感のある演技で見る者を魅了し続けています。近年では東野圭吾さん原作の映画『マスカレード・ホテル』(2019年)、映画『マスカレード・ナイト』(2021年)で、舞台となるホテルの総支配人を演じて話題を呼びました。また、昨年公開の映画『哀愁しんでれら』(2021年)では、今作の主演、土屋さんと親子役で共演。石橋さんが木曜劇場に出演するのは『結婚しない』(2012年10月期/フジテレビ系)以来、約10年ぶりとなります。

一方、木村さんが演じるのは当主・圭一の妻で、佐都の義母にあたる深山久美(みやま・くみ)。深山家の女主人という立場ではありますが、夫・圭一の命令には絶対服従。彼の理不尽な言動にも一切文句を言わず、愛する子供たちを守るために耐える日々を送っています。同じ“深山家の嫁”として佐都を気に掛け、一族の中では唯一、彼女に対して優しく接する人物。家族の在り方を変えようと奮闘する佐都と健太を心の中で応援しています。佐都もまた久美のことを尊敬し信頼していますが、久美が長年抱えているある苦悩が、大きな波乱を巻き起こすことに…。

木村さんは1996年に『炎の消防隊』(1996年4月期/テレビ朝日系)で連続ドラマデビューし、その後も『救命病棟24時』シリーズ(フジテレビ系)や『大奥』シリーズ(フジテレビ系)をはじめとする数々の話題作に出演。2008年には映画『ぐるりのこと。』で第32回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、第51回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞しました。昨年にはお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹のエッセーをドラマ化した『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(2021年11月~12月/NHK総合)で、姉・渡辺江里子役を好演したことも記憶に新しいところです。木村さんが木曜劇場に出演するのは、『拝啓、父上様』(2007年1月期/フジテレビ系)以来、約15年ぶり。

そして、倍賞さんが演じるのは、圭一の母親で、先代の妻として女主人を務めてきた深山八寿子(みやま・やすこ)。威厳に満ちた雰囲気を漂わせ、深山家のしきたりを重んじていて、“深山家の跡取りの嫁は、一族の発展のために人生の全てをささげるべき”という考え方の持ち主です。腰を痛めて静養していたのですが、佐都と健太の結婚後、再び深山家で暮らすことに。上流社会で誰もが頭を下げるくらいの地位にある八寿子は、自身の女主人としての経験から佐都の行動に叱責(しっせき)するなど厳しく接する一方、彼女の行動には何か思うことがあるようで…。

倍賞さんは黒澤明監督の映画『影武者』(1980年)や今村昌平監督の映画『楢山節考』(1983年)をはじめ数多くの名作に出演している日本を代表する女優のひとり。近年では連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(2012年/NHK総合)や、『半沢直樹』(2013年7月期/TBS系)といった話題作に出演。2015年、2018年に放送された『下町ロケット』シリーズ(TBS系)でも土屋さんの祖母役を演じましたが、今回は打って変わり、義理の祖母として土屋さんの前に立ちはだかることになります。倍賞さんが木曜劇場に出演するのは『GOLD』(2010年7月期/フジテレビ系)以来、約12年ぶり。

人気と実力を兼ね備えた豪華キャストが、豪華絢爛(けんらん)、魑魅魍魎(ちみもうりょう)うごめく“やんごとなき一族”として集結!期待が高まる今作は、4月21日(木)スタート。ハッピーエンドのその後を描く新時代の“アフター・シンデレラ・ストーリー”をお見逃しなく!

石橋凌さんコメント

「ニュースでも取り上げられる格差、偏見、差別といった問題が、このドラマのストーリーにも通じていて、すごくタイムリーだと思いながら台本を読みました。今回私が演じる圭一は、400年続く家を守るという、ひとつの“強さ”を持っている人物です。“こんなに格式高い世界があるのだな”と想像しつつ、家族に対しての厳しさや怖さというものを、監督と相談しながら表現していきたいと思います。主演の土屋さんとは前に親子役で共演したことがあるのですが、今回は義理の父親という役どころであり、対峙(たいじ)する関係性でもあります。前とは違ったお芝居になると思うので、これからの撮影が楽しみです。視聴者の皆さんにもこのドラマをぜひ楽しんでもらいたいですし、作品を通して“格差や偏見といった不条理がいかにつまらないことか”というメッセージを伝えられたらいいなと思います」

木村多江さんコメント

「原作を読んで、登場人物の泥臭さや滑稽さに思わず笑ってしまうようなおもしろさがありました。私が演じる久美は、旦那さんからの理不尽な言動にも耐え忍んでいるという役どころですが、その根底には子どもたちへの愛があると感じました。自分が耐えることで彼らを守ろうとしている、実は強い女性なのだと思います。今回夫婦役で共演する石橋さんとは、私が初めて連続ドラマに出演したときにご一緒して以来で、いい夫婦像を作っていけるのではと楽しみにしています。登場人物には少し意地悪な人たちも多く、理不尽なこともたくさんありますが、それを振り払って一歩ずつ前に進んでいく佐都の姿を見て、“まわりの人を変えるには、自分が変わるしかないんだ”と勇気をもらえるようなドラマになると思います。テレビに“おい!それはないだろう!”とつっこみながら、楽しく見ていただけるとうれしいです」

倍賞美津子さんコメント

「女主人として、皆さまとお会いできるのを楽しみにしております」

プロデューサー・宋ハナ(フジテレビ第一制作部)コメント

「やっとこのお三方が解禁です!特別な存在感とともに非常に重要なキャラクターである圭一、久美、八寿子を石橋凌さん、木村多江さん、倍賞美津子さんに演じていただくなんて、“やんごとない!”以外の言葉が見つかりません!石橋さんに演じていただく圭一は、上流の中でも格式高い深山一族を束ねる当主として、その責任感と重圧感ゆえの非情さや冷酷さが、土屋太鳳さん演じる佐都に大きな壁となって立ちはだかる存在です。幅広いジャンルの作品で骨太なお芝居をされてきた石橋さんしか出せないお芝居の重みは作品全体に説得力を持たせてくださると思います!木村さんに演じていただく久美は、圭一の理不尽な言動にも母としての愛ゆえに耐え忍ぶことを選ぶ人物です。久美の微笑みの裏にある芯の強さ、繊細な人間性を表現出来るのは、役に真摯(しんし)に向き合い、役柄への愛情が深い木村さんしかいないと思いオファーさせていただきました!倍賞さんに演じていただく八寿子は、上流社会で誰もが頭を下げるくらいの地位とカリスマの持ち主です。登場だけでも八寿子を語れる、カッコいい女性をイメージしていたので、日本を代表する名女優であり、力強い言葉が生き様のカッコよさとも通じる倍賞さんに決まりとても光栄です!自分ももはや一視聴者として、お三方だからこそ出せる空気感、深みが加わった『やんごとなき一族』が楽しみでなりません!皆様にも楽しんでいただければうれしいです!」

BACK NUMBER