interview

深山大介役渡邊圭祐さん

『やんごとなき一族』への出演オファーを聞いた時の感想は?
「フジテレビのドラマにまた出演させていただけるのはありがたいと思いました。今回は三男役ということもあって、演じるのが楽しみだなぁと。これまでにも三男の役を演じたことがあるので、その経験も踏まえて演じられたらと思います。大介は若者らしいというか、ちょっとやんちゃなイメージなのも良いですよね。」
深山家きょうだいの中で、大介は気楽な印象もあります。
「僕自身も末っ子で年上のきょうだいがいるので、ピンとくるものがあります。大介と全く同じかと聞かれたら、もちろんそれは違うのですが(笑)。自分と照らし合わせながら、時に大介に共感しながら演じることができるのではないかと思います。」
原作、台本を読んでどのように感じましたか?
「面白かったです。深山家は飛び抜けたセレブ一族であり、一見“非日常的”なのですが、その根本には僕たちの日常とも共通した部分があると思いました。深山家ではさまざまな出来事が起こるのですが、その中心にいるのが庶民出身である佐都(土屋太鳳)だからこそ、多くの人が共感できるのだと思います。佐都は、普通の人なら逃げてしまうような環境にまっすぐ突き進んでいくので、読んでいてスカッとするような爽快感のある物語になっています。そして、ドラマの台本はそんな原作の魅力をそのままに描いていて、それぞれのキャラクターの個性を消すことなく、より伝わりやすい内容になっているのではないかと感じています。衣装合わせの時からスタッフの皆さんが楽しそうだったので、明るい現場になるのではないかと思いました。」
大介をどのように演じようと思いますか?
「一見何も考えてない自由人のような感じ。はじめはそんな風に、皆さんに見ていただけたら良いなと思っています。ストーリーが進むにつれて、そんな大介の胸の内や、秘めているものが出てきたところで、“だからあんな感じなんだ!”と思っていただけるように上手く繋げたいですね。彼のやんちゃな雰囲気は大切に演じようと思います。深山家の人々はみんなクセだらけなのですが、その中でも少し毛色の違った感じを出したいです。」
佐都を演じる土屋太鳳さんのイメージは?
「(インタビュー時点で)まだお会いしていないのですが、土屋さんはすごく真面目で優しい方という印象があります。役者として一緒にお芝居をするのはもちろん、撮影の合間にどんな話ができるのかも楽しみです。」
ドラマのタイトルにちなんで、最近、渡邊さんが“やんごとない(高貴な、とんでもない、など)”と感じたことはありますか?
「“とんでもない”という意味では、最近仕事で初めて東京タワーに行く機会をいただきまして。“すごいなぁ!”と思いました(笑)。東京タワーの手作り感というか、近未来的ではない無骨な感じが男らしくて“やんごとないなぁ”と感じたんです。真下から見上げると、東京タワーを建てた当時の方々の粋が滲み出ているような気がしました。」
最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「『やんごとなき一族』は非日常的なストーリーでありながら、皆さんに共感していただけるところも多々あると思います。佐都の“実は人に恵まれた人生”にも注目しながらお楽しみください。」

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