



フジテレビでは、橋本環奈主演の新月9ドラマ『ヤンドク!』が2026年1月12日(月・祝)21時よりスタートすることが決定した。今作は橋本演じる清楚で華麗な新米ドクターが、患者と向き合いながら成長していくキラキラお仕事ドラマ…ではなく、高校を退学した元ヤンキー娘が親友の事故死をきっかけに、猛勉強を経て脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に真摯に寄り添いながら医療現場を改革していく痛快医療エンターテインメント作品。
荒くれていた元ヤンキーが脳神経外科医になるというストーリーはフィクションのようだが、なんと実在する医師の半生を基にした実話である!月9作品初主演の橋本が、主人公の田上湖音波(たがみ・ことは)を演じていく。
『連続テレビ小説「おむすび」』(2024~25年、NHK)では金髪ギャル姿を披露し、『今日から俺は!!』(2018年、日本テレビ系)ではスケバン役が話題となるなど、さまざまな役どころで視聴者の度肝を抜いてきた橋本。元ヤンキー×スゴ腕の脳神経外科医というニューヒロイン像をどのように演じるのか。
今から待ち遠しくてならない。そして、今作の情報解禁に伴い、橋本の特攻服姿がマブいティザービジュアルも解禁!かつてレディースだったころの思い出写真が公の場で突然投影されてしまい、焦っているユニークなデザインとなった。
元ヤンドクターが2026年一発目の月9でブイブイ攻めていく『ヤンドク!』を是非“夜露視来(よろしく)”!

バリバリのヤンキー娘が猛勉強の末に、脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に寄り添いながら旧態依然とした医療現場をパワフルに改革していく痛快医療エンターテインメント作品『ヤンドク!』。主人公は、ある病院の脳神経外科に勤める実在の女性医師をモデルにしており、彼女の半生を基にしたオリジナルストーリーとなっている。
駆け出しの脳神経外科医・田上湖音波(たがみ・ことは)は、レディースとして荒れた毎日を過ごしていた16歳当時、親友とバイクで走行中に事故に遭う。搬送先での緊急手術により湖音波は一命を取りとめるも、脳に重傷を負った親友は帰らぬ人に。
激しく動揺する湖音波は、手術を担当した医師・中田啓介(なかた・けいすけ)から「もう命を粗末にするのはやめろ。助かった命をこれからどう使うか真剣に考えろ」と叱責され一念発起。その後は寝る間も惜しんで猛勉強を重ね、念願の脳神経外科医に。働き始めてからもガムシャラにトレーニングを積み、「外科手術」と「血管内(カテーテル)治療」の両方を行うことができる数少ない名医に成長したのだった。そんな湖音波を、中田が自身も勤務する都内の病院に呼び寄せたことで物語がスタート。
しかし、湖音波を待ち受けていたのは、患者の事情よりも病院の利益を優先する非情で合理的な経営陣、何をするにも上司の許可と書類提出が必要となる縦割り組織の実態だった。細かい規則や一筋縄ではいかない人間関係でがんじがらめとなった医療現場を目の当たりにし、医師として、そして一人の人間としてさまざまな難題に立ち向かっていく。
圧倒的な“主人公力”で病院をバシバシと改革していくエンタメに特化した医療ドラマではなく、リアリティーある医療現場の実態や人間模様を描き、主人公が等身大の人として悩み苦しむ姿も垣間見える今作。元ヤンで真っすぐな湖音波と、冷静沈着な中田の忖度しない二人が考える“医療”とは!?2026年一発目の“月9”作品『ヤンドク!』にご注目いただきたい。

橋本演じる田上湖音波は、都立お台場湾岸医療センターの脳神経外科医。新米ドクターながら「外科手術」と「血管内治療」の両方を操ることができるスゴ腕の持ち主。患者とは手術前に三回以上の面談を行い、私生活や性格、さらには手術後にどんな生活を送りたいかまでリサーチし、一人一人に合わせた手術や治療方法で寄り添う。
学生時代はバリバリのヤンキーだったが、親友の死をきっかけに人の命を救う医師になりたいと一念発起。毎日睡眠時間3時間の猛勉強を経て念願の脳神経外科医になった。性格は基本ポジティブで負けず嫌い。ヤンキー時代のマインドが抜けず、「たぁけか!(岐阜弁で“愚か者”という意味)」とついつい熱くなりがち。患者や同僚からはビビられているが、義理人情は本物。あらゆる理不尽に真っ向からぶつかり、矛盾と問題だらけの医療の現場を改革していく。
今作で月9初主演を飾る橋本は、是枝裕和が監督を務めた映画『奇跡』(2011年)で俳優デビューを果たすと、映画初主演作品となった『セーラー服と機関銃-卒業-』(2016年)で「第40回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞。そのほか映画『暗殺教室』シリーズ(2015年ほか)、映画『かぐや様は告らせたい』シリーズ(2019年ほか)など話題作への出演が続いたほか、『今日から俺は!!』(2018年、日本テレビ系)ではスケバンの頭役、映画『銀魂』シリーズ(2017年ほか)ではコメディエンヌぶりを披露するなど、幅広い役どころを器用に演じ分け俳優としての地位を確固たるものとしている。また、主演の千尋役を務める舞台『千と千尋の神隠しSpiritedAway』(2022年ほか)はロンドン、上海など海外での公演も話題に。
そして今作の脚本を手がける根本ノンジとタッグを組んだ「連続テレビ小説『おむすび』」でも主人公を演じるなど、活躍は衰えることを知らない。フジ制作の連ドラ作品としては『ルパンの娘第2シリーズ』(2020年、フジテレビ系)以来の出演(※)となり、月9作品の主演は初。
※『トクメイ!警視庁特別会計係』(2023年、カンテレ/フジテレビ系)はカンテレ制作
実在する医師の半生をモデルとしたオリジナルストーリーを紡いでいくのは、脚本家・根本ノンジ。『有吉ゼミ』(2013年~、日本テレビ系)などバラエティー番組の構成をはじめ、『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(2021年、日本テレビ系)、『正直不動産』シリーズ(2022年ほか、NHK)、『パリピ孔明』(2023年、フジテレビ系)など人気ドラマ作品の脚本を担当しており、コメディから重厚な人間ドラマまで、確かなストーリー構成力と切れ味あるせりふ使いを得意としている。橋本とは昨年の『おむすび』(2024年~2025年、NHK)でも組んでおり、2年連続のタッグに。そんな根本は、今作をどのような物語として作り上げるのか。笑いあり、そして時には涙もある痛快医療エンターテインメントにご期待いただきたい!
さらに演出には、佐藤祐市が決定。フジの人気作『古畑任三郎』(1999年ほか)、『ストロベリーナイト』(2012年)などを担当したほか、近年は『シティーハンター』(2024年)、『六人の嘘つきな大学生』(2024年)など話題となった映画作品でもメガホンをとった。今作でも主人公をはじめ、個性豊かなキャラクターが多数登場予定のため、小気味良いせりふの掛け合いや奥行きあるキャラクター演出が期待される。
都立お台場湾岸医療センターに、新米ドクター・田上湖音波(橋本環奈)がやってきた。清楚なかわいらしい服装で、すれ違う人々も思わず「アイドル?」「今の子、見た?」と漏らすほど容姿端麗。病院内をザワつかせながらさっそうと歩き、脳神経外科のスタッフルームに辿り着く。
ルーム内では脳神経外科医・大友と循環器内科医・村井が、緊急搬送されてきた救急患者をどちらの科で対応するかもめていた。緊急にも関わらず押しつけ合う2人に「ええ加減にしやあ!たぁけかっ(愚か者)!」と、ドスのきいた岐阜弁でタンカを切る湖音波。驚く大友と村井から不審者扱いされる中、かつて湖音波の命を救った中田啓介がやってくる。
自身が医者になるきっかけにもなった中田との久々の再会に「…うす」と照れる湖音波。そして、中田指示のもと、救急患者の手術を湖音波が執刀することになるが、見事な手さばきでカテーテル手術を成功させる。
手術後、「自分、変わったっしょ?」と再会を喜ぶ湖音波に対し、中田は「何も変わってなく見えるが?」と素っ気ない。さらには、病院幹部にこびへつらい、合理的な組織の犬のようになってしまった中田の姿に「なんか中田先生、ダサいすわ」と湖音波はうんざり。そんな彼女に中田は「13年も経てば、人は変わる」と返すのだった。その後もガチガチなルールだらけの勤務環境や事なかれ主義のヌルい同僚たちの姿にあきれるも、ヤンキー上がりのポジティブマインドで突っ走りながら患者と向き合っていく湖音波だが…。

「橋本さんは、6年前に私の初プロデュース作品に出演してくださいました。なんといっても初めてのプロデューサーでしたので、戸惑うことや心折れることが多く、苦難の連続でした。そんな時、橋本さんはヒロインとして等身大の女子高生を見事に演じてくださるだけではなく、“良い作品を作る”という目標のために共に走り抜いてくださいました。まさに戦友のような存在です。
その時から、またご一緒したいと切望しておりましたが、この度やっと実現できることとなりました。橋本さんの出演が決定してから、彼女の魅力を最大限に活かせる物語を考え探しておりましたところ、今作のモデルである脳神経外科医の先生の存在を知りました。初めて先生にドラマ化のお話をさせていただいた時は、モデルになることをご遠慮されていたのですが、どうしても諦められず、何度もお話させていただき、ついに今後の医療の発展に貢献できるのなら、というお言葉を頂戴しました。
橋本さんと先生の初顔合わせは、波長が合いすぎて、初めて会った2人には見えませんでした。その時に、唯一無二の医療ドラマが誕生すると確信しました。ヤンキー×医者という漫画のような設定ではありますが、しっかり命と向き合って作っている作品です。このドラマが1人でも多くの方の心を動かし、医療に関する理解が深まるとうれしいです」
「この企画は、奇跡的な出会いの連続で出来上がりました。髙木さんも私も、過去それぞれにご一緒した橋本環奈さんを主演に迎えられたこと。モデルとなる先生に出会えたこと。根本ノンジさんに脚本を引き受けていただけたこと。すべてが嚙み合って、このドラマが走り出しました。モデルとなった実在の先生の、一本筋を通して患者さんに向き合う真摯さに強く感銘を受け、『元ヤンドクター』という強烈なキャラクターでありつつも、医療と真剣に取り組むストーリーを根本さんとともに紡ぎだしています。
橋本環奈さんをはじめ、コミカルかつ強烈な個性を持つ登場人物も満載、掛け合いを楽しみながらも現代の医療の問題点も鋭く突く、盛りだくさんのドラマです。唯一無二の医師・湖音波の成長を、皆さんも見届けていただけたら幸いです」

