ストーリー

第9話 12月2日 放送

祝左右馬(鈴鹿央士)の探偵事務所に藤島千代(片山友希)が来た。仕事の依頼なのだが、かねてから千代を苦手とする左右馬は気乗りしない。だが、浦部鹿乃子(松本穂香)が間を取り持ち、左右馬は藤島家の知り合いだという依頼主、実原久(余貴美子)と会うことに。ほどなくして久が事務所を訪ねて来る。気乗りしていなかった左右馬だが、久から目の前に依頼金を置かれた途端に乗り気になり、鹿乃子とともに久の依頼を聞くことに。

久は亡くなった娘の依里(吉田美佳子)の写真を左右馬と鹿乃子に見せた。依里は25年前、久の夫の書生である山岡乙吉(濱田和馬)と恋に落ちる。久の夫は怒って乙吉を追い出し、すぐに依里と別の男性との縁談を進めた。しかし、結婚式当日に依里は乙吉と駆け落ちしてしまったのだ。久は依里の行方を知りたかったが、久の夫は依里を探すことを許さなかった。そんな中、久の夫が急な病で他界。久が書斎を整理していると、依里の駆け落ち後を調査した書類が見つかった。調査書によると、依里は小さな町で“山岡鶴子”と名乗って暮らしていた。実原家の弁護士・神代(おかやまはじめ)は依里を探しに行くが、駆け落ちした後、乙吉は流行病で亡くなり、依里も一人の子どもを産んだ後に命を落としてしまっていた。

神代は、依里が残した子どもを探すために新聞広告を出すと、依里の一人息子だと名乗る徳田史郎(濱尾ノリタカ)と本条皐月(野村康太)が現れる。久の依頼は、左右馬にどちらが依里の本当の子どもなのかを見極めてほしいというものだった。うそがわかる鹿乃子は史郎がうそをついていることがすぐに分かるが、それを久たちにどのように証明すれば良いか頭を悩ます。

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