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『嘘解きレトリック』制作発表

『嘘解きレトリック』の制作発表が、本日の第1話放送を目前に本作の舞台となる九十九夜町(つくもやちょう)が組まれたスタジオ内で行われれました。登壇は本作主役を演じる二人、鈴鹿央士さんと松本穂香さん。人力車に乗っての登場です。司会はフジテレビ、佐野瑞樹アナウンサー。まずは、お二人のご挨拶から。

鈴鹿さん「祝左右馬を演じます、鈴鹿央士です。普段、僕たちが撮影に使っている九十九夜町の目抜き通りのセットに、たくさんの記者の方が来てくださっているという違和感と、有り難さで、どうしようかなぁ?と思っている今です。楽しく喋れるようにがんばりますので、よろしくお願いします」
松本さん「浦部鹿乃子を演じます松本穂香です。本日はよろしくお願いします。9月から撮影が始まって、クランクインはちょうどこの目抜き通りでした。それから、怒涛の毎日の中で過ごして来て、ついに初回放送日なのかと、(記者の)皆さまを目の前にしてひしひしと感じています。よろしくお願いします」
(以下、敬称略)

佐野「では、思い入れのあるセットなんですね?」
松本「そうですね。町の人たちが行き来して、つくも焼きという名物が売られていたり。西谷(弘)監督やスタッフのこだわりが詰まったセットになっています。」
佐野「人力車に乗られたのは?」
松本「初めてです。すごく恥ずかしかった(笑)」
鈴鹿「初めてだったので、楽しそうだなぁと思っていたんですけど、いざ出てきて皆さんに写真を撮られていると、どういう顔で撮られたらいいんだろうな?とかって(笑)」
松本「でも、楽しかったです(笑)」

佐野「昭和初期が舞台ということで、衣装にもこだわりが?」
鈴鹿「身体を採寸して、生地から作っていただいたスーツで、シャツの襟の形とかも当時流行っていたものだったりします。靴も特注で作っていただいて、カフスとか細かいところにもこだわっているんです。でも、スーツを作る時に採寸してくださった方に“ちょっと(身体が)薄いですね”と言われて、今はジムに行ってトレーニングしています」
松本「背中は“鬼”になってると、ご自身はおっしゃってます。刃牙(漫画『グラップラー刃牙』の主人公)みたいだって(笑)」
鈴鹿「ゴツゴツゴツって、鬼の顔みたいになっているんです」
佐野「でも、誰も見たことないんですよね?」
鈴鹿「そうです。見せたことはありません」
松本「もしかしたら劇中で?(笑)」
鈴鹿「どうですかね?そこは楽しみにしていてください(笑)」

佐野「松本さんの衣装は?」
松本「当時の着物を…(会見で着ている)他にも何着かあるんですけど、着させていただいています。鹿乃子のトレードマークの眼鏡は鼻あてがないんです。テンプルも当時のものの形になっているのもポイントです」
佐野「お二方の役柄は?鈴鹿さんは祝左右馬役です」
鈴鹿「左右馬は一言では済まされない、本当に奥深いキャラクターだと思います。“鋭い観察眼”を持つと言われる通り、本当に人をよく見ています。その人がなぜ嘘をついているのか?何を考えての行動だったのか?など、人の奥までを考えていて、そこには優しさがあると思っています。普段は飄々としているんですけど、人から愛される人物だと原作を読んだ時にも感じたので、僕が演じる左右馬も人から愛されるキャラクターでありたいと思って演じています」
佐野「左右馬は普段と探偵のスイッチが入った時は変わるんですか?」
松本「いつでも、すごく祝先生のペースがあるんです。オンオフというのはどうかなぁ?つかみどころがない感じです。でも、しっかりと芯は通っている魅力的なキャラクターです」
佐野「松本さんが演じる鹿乃子は“嘘が聞き分けられる”という能力を持つという変わったキャラクターですね?」
松本「鹿乃子は1話ではその能力によって辛い思いをしてきた様子が描かれています。そこから、祝先生と出会うことによって、本来彼女が持っていた明るさなどの良い部分が見えていくんです。そういう能力を持ってしまったがゆえに、悪いこともあったけど、それを乗り越えるために人一倍いろいろな事を考えて生きてきた子でもあるので、そういった意味での強さを持っています。祝先生もですが、お互いに真っ直ぐな感じが似ていると思います」

この後、記者の皆さまからの質疑応答を経て、新宿マルイ本館で行われた『嘘解きレトリック』特設ブースに寄せられた、皆さまからの“思わずついてしまった嘘”のメッセージボードを披露。鈴鹿さん、松本さんは協力してくださった皆さまに感謝していました。
さらに、お二人へのサプライズとして、『嘘解きレトリック』原作の都戸利津先生が書き下ろしてくださったドラマポスター構図の左右馬と鹿乃子のイラストを初披露。

佐野「都戸先生からお二人にメッセージも届いています。『鈴鹿さん、松本さんの演じる力には全幅の信頼と期待を寄せています。放送を楽しみにしています』」
鈴鹿「ありがとうございます!」
松本「うれしい!」

佐野「最後に視聴者の皆さまにメッセージをお願いします」
鈴鹿「1話を先に見させていただいたんですけど、本当に昭和初期という設定のこだわりが細かいところにもあって、登場人物もみんな魅力的です。登場人物たちがこれからどうなっていくんだろう?どんな関係になっていくんだろう?と見守っていたいと思うような素敵な世界です。一週間の始まりに本作を見て、楽しく過ごしていただけたら良いなと思います」
松本「まずは1話を最後の最後までご覧ください。そうしたら、きっと2話も見たくなるんじゃないかな?と思うような仕上がりになっていると思います。一つ一つの描写が心に残るような、監督やスタッフの思い入れが感じられる作品です。それが物語の深みになってます。そんな、なかなか出会えない作品になっているということに、私は自信を持っています。皆さんには温かい気持ちになっていただけると思うので、楽しんで期待してご覧ください」

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