Introduction
嘘は、ホントの中にある。…嘘じゃないよ?
新潟のとある小さな居酒屋。店に集うのは、誰もが何かを抱えた“嘘つき”たち。離婚した、元夫の幸助(錦戸亮)に呼び出された主人公・みつ子(菊地凛子)と、自称イケメン結婚詐欺師の中村(塩野瑛久)、そして頭から血を流しながら入ってくる刑事・並木(竹原ピストル)は、どういう訳か、席を共にすることに。そんな中、テレビには近くで起きた轢き逃げ交通事故のニュースが…。果たして誰が「嘘つき」なのか?
嘘つきだらけの居酒屋で繰り広げられる、怪しいクリスマスの夜の物語。
#1 メリークリスマス、嘘つきたち
新潟のとあるアーケード街。雪を被ったみつ子はぶつくさ文句を言いながら居酒屋へ入る。「待ち合わせなんですけれど」みつ子は、離婚した元夫・小林幸助に会いにきたのだった。幸助の不倫がきっかけで離婚したふたり。と、そこへ自称イケメン結婚詐欺師の中村が嘘か本当か分からない話をしながら、みつ子に近づくがー…。
#2 嘘も雪も止まない夜
席につき、当たり前のように酒や料理を注文している中村と、自称刑事を名乗る並木を不信感いっぱいに見つめるみつ子。しかしバラエティ番組の文句を言いながらすぐに仲良くなる4人。嘘か本当か誤解も混じった他愛もない話をつまむ4人。タバコに、と店から出て行った並木は複雑な面持ちでどこかへ電話をかけるがー…。
#3 嘘を見破るための嘘
結婚詐欺師になった経緯を話す中村は、3人に天使と悪魔のクイズを出す。「天国と地獄の分かれ道に、真実しか言わない天使と嘘しか言わない悪魔がいます。」と、嘘の攻略法を雄弁に話す中村の話に盛り上がる4人。一方、ニュースでは轢き逃げ事件の続報が…。
#4 ハッピーエンドは突然に
みつ子と幸助のボーリング場での出会いを思い出し、少し照れるみつこだが、またもや幸助の嘘が発覚し、落胆する。だが、幸助の正直な気持ちを聞いて、自分がついた嘘も正直に謝ることができたみつ子。互いの正直な気持ちを話しいい雰囲気になったところで、気を利かせ席を外してあげる中村と並木だが…。一夜に生まれた無数の嘘が、一つの線で繋がれていくーー。



















菊地凛子
それぞれのキャラクターがとても魅力的で、一晩の物語を4話で見せていくという構成がすごく面白いと感じました。セリフのひとつひとつに伏線が散りばめられていて、どの言葉も大切に、一言一句しっかり届けられるようにと思いながら演じていました。見終わったあとにもう一度見返したくなるような作品になっていると思います。誰が本当のことを言っているのか、嘘なのかを楽しんでいただけたら嬉しいです
錦戸亮
台本を拝見した段階で、フフっと思わず笑ってしまう場面が多々あり、この作品に参加したいと強く、嘘か本当か感じました。
一つのシチュエーションの中で、サスペンスにもコメディにも転じていく会話劇がこの物語の魅力だと思います。
嘘のような本当、本当のような嘘が交錯する中、何を信じるかは自分次第。
クリスマスの居酒屋で、弾んだ会話の先には、きっとハッピーエンドが待ってます。
嘘だと思って見てください
竹原ピストル
くすくすっと笑えるところ。
な、なるほど。。言われてみれば。。って今更になって腑に落ちてしまうところ。
えー?!何?!ってびっくりするところ。
その他諸々そんなこんなな魅力、見どころがぎゅうぎゅうに混じり合っている、素敵な作品だと思います。
真実って何?嘘って何?真実の脆さ。嘘の逞しさ。逆も然り。めくるめく真実。嘘。。
やっぱり観てのお楽しみがいいかな、と思ってものっすごくざっくりな説明としてしまいましたが、皆さん是非、観てお楽しみ下さいね!
良いクリスマスを!
追伸
撮影の日々、ほんっと楽しかったです!
機会をありがとうございました!
お世話になりました!
塩野瑛久
ご一緒したかった生方さんの書く脚本の世界に飛び込めて幸せでした。
ワンシチュエーションみたいな作品を一度やってみたいとずっと思っていました。
そういった作品を見るのも好きなので。
それをこんな素敵なスタッフやキャスト含めたクリエイターの方々に囲まれて叶えられたこと、まさに嘘みたいな出来事です。
鼻からトマト出るかと思いました。これは嘘です。
でもよければ皆さんお手元にトマトをご用意の上この作品をご覧ください
脚本:生方美久
ヒューマンラブサスペンスサイコホラーシチュエーションコメディです。本当です。はりぼての真実や強固な虚偽だらけの世の中ですが、ドラマは100%嘘なので安心してご覧いただきたいです。
とても楽しい制作期間でした!本当です!おもしろいと思います!嘘だったらごめんなさい!
プロデューサー:金城綾香
生方さんと“嘘つき”の話で盛り上がり、“嘘つきのドラマ書いて欲しいです”と話したことが本作のきっかけでした。嘘を吐かれると怒るのに、自分は平気で嘘と吐く。自分にもそういうダメなところがあるなと、何度もグサグサ刺される、そんな作品に仕上がりました。生方さんの言葉の殺傷力をぜひコメディとして楽しみながら、ゾッとしていただきたいです!そして、そんな言葉を大切に演じてくださった素晴らしい4名のお芝居にもぜひご注目いただきたいです。場面が変わらないワンシチュエーションだから出せる、菊地さん、錦戸さん、竹原さん、塩野さんのお芝居の機微も楽しみにご覧ください。主題歌を書き下ろしてくださったFUJIBASEさんの瑞々しい才能もこの作品にとって大切な役者となりました。世界観に寄り添ってくださった楽曲にもご注目いただきたいです