
2020.09.03 update
第九話に、徳永えりさん、
高橋光臣さんがゲスト出演!
徳永さんが処方薬に依存する母親役で鬼気迫る演技を見せる!
『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』9月10日(木)放送の第九話に徳永えりさん、高橋光臣さんがゲスト出演することが決定しました。徳永さんは、抗不安薬を大量に摂取し倒れ、萬津総合病院に入院することになる患者・若月陽菜(わかつき・はるな)を、高橋さんは、そんな陽菜の元夫、栗原謙介(くりはら・けんすけ)を演じます。徳永さんと高橋さんは、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(2012年)で共演して以来、約8年ぶりの共演です。
徳永さんは、2004年にフジテレビで放送された深夜ドラマ枠・ディビジョン1『ステージ8“放課後。”』で女優デビュー。フジテレビドラマへの出演は、木曜劇場『ナオミとカナコ』(2016年・1月期)以来、約4年半ぶり。NHK連続テレビ小説『わろてんか』(2017・18年)では、ヒロイン・てん(葵わかな)のお手伝い・トキをさわやかに演じました。一方で、2018年に連続ドラマ初主演を務めた『恋のツキ』(テレビ東京・7月期)では、彼氏と同居しながらも、欲望に負けて高校生と浮気をしてしまう平ワコ役として、リアルなアラサー女性の欲望や葛藤を体当たりで熱演し、大きな注目を集めました。そんな徳永さんは今回演じる若月陽菜役でも鬼気迫る演技を見せます。陽菜は抗不安薬に依存する精神的にも肉体的にもボロボロの状態の女性。葵みどり(石原さとみ)に取り上げられた薬を奪って口に入れてしまう陽菜。それを止めようとするみどりに陽菜は薬を吐き付けて不敵な笑みを浮かべるなど、徳永さんの迫真の演技から目が離せません。
高橋さんは、ドラマ『ノーサイド・ゲーム』(2019年・TBS系)で演じたラグビーチームのキャプテン役での好演も記憶に新しいでしょう。また、2012年から放送している北大路欣也さん主演の人気時代劇『剣客商売』に、秋山大治郎役として今年3月からレギュラー出演するなど、数々のフジテレビドラマに出演していますが、木曜劇場への出演は今作が初となります。高橋さんが演じる栗原謙介は、陽菜とはすでに離婚。ですが、今でも陽菜のことを気に掛けています。陽菜と謙介は6年前に子どもを授かりましたが、出張で留守がちな謙介は育児を陽菜に任せきりにしてしまいました。両親も他界し、頼れる人がいない陽菜は次第に育児ノイローゼになり、抗不安薬を飲むように。夫婦仲は壊れ、離婚に至ったのですが、陽菜を精神的に追い詰めた原因は自分にあったと謙介は責任を感じています。そんな謙介は6歳となった娘が最近になり「ママに会いたい」と言い始めたことに悩んでいました。会わせてあげたいのですが、精神的に不安定な陽菜に会わせることへの強い不安もあります。陽菜の服薬担当をつとめるみどりの後押しもあり、謙介は娘を陽菜に会わせることを決意するのですが…。
薬の多量摂取という難しい患者とみどりはどのように向き合っていくのでしょうか。手に汗握る緊迫の第九話をお見逃しなく。また、8月27日放送の第七話で突然上腹部に鈍い痛みを覚えた瀬野章吾(田中圭)。今後、瀬野の体にさらなる病魔が忍び寄ることになります。瀬野、みどり、そして薬剤部メンバーたちはこの事態にどう対処していくのか?今後の波乱の展開にご注目ください!
徳永えりさんコメント
「私が演じた若月陽菜は育児ノイローゼから薬との付き合い方を誤ってしまった女性です。人はどうしようもなく何かに頼りたくなる時があって、彼女の場合は大量の薬でした。決して正しいことではありませんが、私は彼女が弱いからではなく、生きることに必死だったが故の選択だと感じました。見放さず寄り添ってくれた葵さんたちのように、皆さまもどうか、もがきながらも立ち上がろうとする彼女を見守っていただけたら幸いです」
高橋光臣さんコメント
「台本を読んで、医療の現場で患者さんに直接薬剤師の方が寄り添って相談に乗ってくれるというのは本当に心強いことだなと感じました。また、石原さとみさんとはぜひドラマでご一緒したいと思っていましたので、このドラマに参加出来ることがとてもうれしかったです。現場での石原さんは、たたずまいも本当に強く、美しい方でした。私が演じる栗原謙介は、ただ楽しいだけではない、つらいこと、苦しいこともある育児について、それを感じ取ることができず、妻は孤独を積み重ねてしまいます。そんな彼の痛みと苦しみ、そして感動を表現できたらと思います。朝ドラでご一緒した、徳永えりさんと夫婦役です。そちらも楽しみにしていてください!」
野田悠介プロデューサー
「心の弱さという言葉だけでは片付けることができない、薬の多量摂取。そこには様々な生活の背景が起因しているのではないかと思っています。徳永えりさんと高橋光臣さんに患者家族の人間の心のもろさを繊細に表現していただきました。患者さんにとって周囲の支えが必要であるということが皆様に伝わりますと幸いです」